明治・大正・昭和に活躍した女性は、男運が悪い?

2014.05.28 Wednesday

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    朝ドラ「花子とアン」で、はなの腹心の友・蓮子にはモデルがいます。歌人として活躍した柳原白蓮は、ほとんど蓮子さんそのものといってもいいくらい、波瀾万丈な人生を送った方でした。

    小さい頃からドラマや映画で活躍する昔の女性って、たいてい男に苦労させられていることが多くて、「明治・大正・昭和初期には、DV、浮気、性病持ち、稼ぎのない旦那しかいないんじゃないか?」と疑いをもったほどです。「おしん」の旦那も働かなかったし…。

    ここに、明治から昭和初期にかけて活躍した女性たちで、思いついたものをざっと書き出してみましたが、驚くことに彼女たちのパートナーって、「性病持ち」「病気で働けない、稼ぎが少ない」「事業に失敗」する人が多い。

    もう、昔は、女性を大切にし、暴力をふるわず、性病もうつさず、体が丈夫で、ちゃんと家にお金を入れてくれる男性っていなかったの??新島襄さんくらいしか思いつかないよ…でも、襄さんも体弱かったしなあ…

    でも、こういうパートナーだからこそ、歴史に名を残す女性になったのかもしれませんけれど。

    荻野吟子(女性初の医者)
    ・旦那に性病をうつされる
    ・医者になるため勉強するが、女だからと最初は試験が受けられず
    ・年下男性と再婚、困窮を極め、家計を支える

    与謝野晶子(歌人)
    ・旦那と結婚してもライバルがいて四苦八苦
    ・旦那の稼ぎがすくないので、自分で家計を支える
    ・まあでも旦那とはラブラブ

    柳原白蓮(歌人)
    ・家族に嫁ぐも、耐えられず離婚、実家からも厄介者あつかい
    ・教養のない夫と政略結婚
    ・旦那から性病をうつされる
    ・妾とのバトルに疲れ果てる
    ・年下男性と再再婚
    ・旦那が病気になり、家計を支える

    村岡花子(作家・翻訳家)
    ・不倫の末に結婚
    ・関東大震災で旦那の事業が大打撃、家計を支える
    ・息子をなくす

    金子みすゞ(詩人)
    ・旦那に性病をうつされる
    ・旦那に詩作を禁じられる
    ・旦那の事業失敗
    ・離婚しようとしたら、あてつけに旦那が子どもを奪おうとする(当時は離婚も親権も女性に不利な法律)

    金子みすゞさん以外、苦労はあっても再婚相手や旦那とはラブラブなんだよな…。愛は苦労もいとわないということでしょうか。それにしても昔の女性は強い。






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