[映画] ベスト・キッド(1984年版)

2014.11.11 Tuesday

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    「ベスト・キッド」(1984年版)を観ました。空手を通じて少年の成長物語と師弟の絆が描かれた映画で、意外にも日本人及び日本文化が比較的正確に描かれていたのに驚きました。

    師弟関係、少年の成長


    「ベスト・キッド」の主人公ダニエルは、孤独で家も貧しく、社会的には弱者の位置にいます。ダニエルの家は母親だけで、お世辞にも裕福とはいえない。知り合った富裕層の少女・アリとの仲も、彼女の両親やライバルのジョニー(彼も富裕層)によって引き裂かれそうになったり、ジョニーたちからは執拗な暴力を振るわれます。

    そこで日本人ミヤギはダニエルに空手を教え、そこから抜け出すための方法を伝えていきます。それは、単に体を強くすることよりも、心を強くする、攻撃よりも守りを重視した空手でした。

    私がすきなシーンは、ミヤギが初めて弱みを見せるところです。
    ミヤギが戦争中にアメリカのために戦っている間、収容所に入れられた奥さんが出産の合併症で亡くなってしまったのを嘆きます。おそらくは医者は呼んでも来なかったのでしょう。

    ダニエルは今まで仙人のような、不思議で強い日本人の師匠が、自分と同じく階級が低く、不当な扱いをされてきた弱者であると知るんです。

    ここから、二人の絆がぐっと近づくんですよ。


    日本のイメージが変わった瞬間


    70年代以前はイエローモンキーだの、ジャップだのと蔑まれてきた日本人及び日本文化ですが、それが「ベスト・キッド」の80年代くらいから、日本文化や日本の描き方が変わってきた気がします。
    (まあでも、その後ジャパンマネーの席巻でバッシングされるのですがね。)

    「ベスト・キッド」は、やや大げさな誇張はあるものの、概ね日本文化や空手について、好意的に描かれている気がします。他の映画の日本人や日本文化の表現は、ひどいですからね…。

    ・日本人の袴が逆さま、芸者の着物がおかしい→「ドラゴン怒りの鉄拳」


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