くるねこ人情絵本 「やつがれと橘の木」

2015.04.04 Saturday

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    くるねこの人情時代劇、やつがれシリーズ五作目「やつがれと橘の木

    今回もまた、ほっこりと、そしてちょっと切ない人情噺です。

    棒手振りの八朔(やつがれ)は、拾い子のチビ太と女房のお夏、5人の子どもたちに囲まれ、のんびり暮らしている。あるとき、鍼のせんせー家族とピクニックを楽しんでいると、カラスの落とし物から守ってくれた武士・橘九太郎とであう。

    旅立つという橘九太郎から、「橘の盆栽をもらってほしい」と頼まれた八朔は、二朱(約一万円)でひきとることにする。

    その帰り道、骨董商の立花八十助なる男から「盆栽をゆずってほしい」と言われ、盆栽は10両で売れたものの、正直者の八朔は、その金を橘九太郎へ返そうとするが、がんとして受け取らず、しまいには刀で脅される始末。

    鍼のせんせーたちと相談し、半額を橘九太郎へ収めてもらうよう、死に装束で再び九太郎のもとへ。

    実は、そこで、九太郎と八朔の昔の因縁が明らかになり…。

    今回はじめて八朔の過去が明らかになります。小さいころは奉公先でいじめられて、その奉公先が火事になり、泣いているところを助けてくれたのが九太郎だったわけです。

    八朔は、ちいさいころからひとりぼっちで苦労をしてきたけれど、だからその分、関わった人にやさしいんだろうな。

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    登場人物の橘九太郎、立花八十助は、以前、くるねこ宅で預かっていた斑目九太郎、八兵衛がモデルのようです。前作の「あん胡郎」のように、くるねこ家で面倒をみた猫たちが、こうしてまた物語として登場してくれるのはうれしいことです。

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