「荒神絵巻」 こうの史代 宮部みゆき

2015.11.02 Monday

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    宮部みゆきさんの小説「荒神」は、江戸時代、架空の村を舞台にした、時代小説と、ホラー、ファンタジーの要素を合わせ持つ不思議な物語。

    もともと『荒神』は新聞に連載されていた小説なので、毎回あらすじに沿ってこうの史代さんによるすてきな挿絵がつけられていました。

    しかし、単行本化するにあたり、そうした挿絵は文と切り離されてしまいます。

    それは、あまりに残念だということでしょうか。『荒神絵巻』は『荒神』の別冊のようなかたちで、こうの史代さんの絵と『荒神』の抜粋された文章が楽しめます。

    江戸時代の和綴じ本のような表紙イラストも凝っています。物語の重要な鍵をにぎる女性・朱音が「荒神絵巻」というタイトルに寄りかかっているイラストは、鏑木清方の「一葉女史の墓」を思い起こさせます。「荒神」の悲しい物語性にもあっていますね。

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