しゃばけシリーズ 「なりたい」 畠中恵

2015.08.10 Monday

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    しゃばけシリーズ「なりたい」は、若だんなの将来、「なりたいもの」の話を軸に、いろんなあやかしたちが「なりたい」ことに巻き込まれていくお話です。

    なりたい
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    妖になりたい


    病のため、普通の人のような働き方はできないと考えた若だんなは、妖たちと協力して新しい薬を考えます。

    その薬には蜜蝋が必要で、長崎屋と取引のある名主の甚兵衛さんに頼んだものの、甚兵衛さんから蜜蝋取引の条件として「妖になりたい」と言われ、一方では羽をなくし、坊主となった黒羽坊の友人赤山坊は、黒羽坊をもとにもどせと若だんなにせまり…

    人になりたい


    出入りの日限の親分から、親友の修行先の親方が殺人事件に巻き込まれたときき、調査を開始する若だんな。

    ところが殺されたはずの菓子職人、勇次は生きており、おまけに出自は元道祖神だという。元のように菓子職人として暮らしたいと頼まれる若だんなが、殺人(未遂)事件の謎を解きます。


    猫になりたい


    猫又のおしろから、元人間の猫又・春一を紹介される若だんな。春一は猫又になりながらも、傾きかけた弟と店を守る思いが強く、猫又になった。

    ちょうど、縁のあった戸塚の猫又・虎と藤沢の猫又、熊一が猫又の頭を決めるため、若だんなの元へ。裁定人として春一が選ばれ、無事勤めれば猫又たちと取引することができる。
    けれど、そこへ、長崎屋の大福帳が盗まれる事件が起き…。


    親になりたい


    長崎屋の奉公人・おようが見合いをすることになるが、相手のもらい子・三太が急に暴れ出してしまう。

    どうやらその子は妖らしく、若だんなは縁談をまとめるべく三太のもとの居場所を探そうとする。ところが、三太には別の父親をなのる人物があらわれ…。


    りっぱになりたい


    長崎屋とも取引あった古川屋の若だんな万之助が亡くなり、通夜に参列した若だんなだったが、幽霊となった万之助からある頼み事をされる。

    一方、通夜の騒ぎで万之助の妹が行方しれずになり、身代金の請求が。若だんなは、野辺送りまでに万之助の願いと、妹の救出、どちらも解決しなければならなくなり…。


    実は、最後に、若だんなのなりたいものがきまるのですが、それは外伝「えどさがし」の話に繋がっているのです。

    大妖の血を継いでいるとはいえ、若だんなは普通の、それもめっぽう体の弱い人間なので、いつかはあやかしたちとも別れなければならない。どうやら、それは、避けられないようです…。


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