[映画]アーティスト

2015.09.02 Wednesday

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    かっこいい映画だなあ。見終わったあと、素直にこう思いました。1920年代、映画がサイレントからトーキーへの移行期。当時のハリウッドとサイレントスターへのオマージュにあふれた作品。けれどもちっとも古く感じない。

    アーティスト あらすじ


    1927年のハリウッド。サイレント映画のスター、ジョージ・ヴァレンティノは、かけだしの女優・ペピー・ミラーと出会う。ジョージの主演映画で端役として出演するペピーに惹かれるものを感じたジョージは、彼女につけぼくろをつけ、印象付けるようアドバイスする。

    やがて、時代はトーキーへと変わり、サイレントにこだわるジョージは私財を投入し映画を製作するものの、ヒットに恵まれず、落ちぶれてゆく。一方でペピーはトーキーの時流にのって大スターに。ペピーは落ちぶれたジョージを常に見守っているものの、悲観したジョージは突発的にフィルムに火をつけ、焼身自殺を図ろうとする…。

    果たして、ペピーの思いは通じるのか、ジョージは再起できるのか…。

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    古き良きスタイルと、新しい手法


    温故知新とはよくいったものです。サイレントの手法をとっているけれど、映像や演出は現代の手法もつかれれています。昔のサイレントは、単に音が出せなかっただけだけれど、「アーティスト」は、多くを語らないことで、観客を映画の世界へ引き込んでいきます。

    ペピーがジョージのタキシードに袖を通し、ひとりでラブシーンを演じるところは、20年代ではなかった演出なのだろうな。映像の演出がかっこいいな、と思ったら、これ、フランスの映画でした。

    フランスの俳優さんを起用しているのに、まるっきりハリウッドなので驚きました。映像演出がおしゃれなのはフランスだからかな。

    ラストシーンが、ほんとかっこいい。全編、音楽と効果音のみで構成された映画に最後の最後で印象的に使われる音。


    影の助演男優賞・わんこ


    ジョージの忠犬、ジャックラッセルテリアのジャックがもう、かわいいの。

    ペピーがジョージの私物を買い取っていたことがばれ、彼が出ていこうとしたとき、自分の(鼻の)せいでご主人が窮地になっちゃったときの焦った感じとか、ご主人が自殺しようとするのを必死で止めるところとか。

    「アーティスト」は、セリフのない映画なので、セリフをもたないジャックの演技はまさに適役。残念ながらジャック役のアギーはなくなってしまったのだとか。ご冥福をお祈りいたします。彼がいなければ、この映画も少し味気ないものになっただろうから。


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    コメント
    初めまして。
    イニシエーションラブへのトラバありがとうございました。
    乾さんは確かに面白いのですが相性が良くなくて他に2冊読んで止めてしまいました。
    <m(__)m>

    さて本作、日月さんの記事を拝読し思い出すに素敵な映画でした。トラバお願いします♪
    • by こに
    • 2015/09/02 8:12 AM
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    2011年 フランス原題 The Artist モノクロのサイレント映画ですつまらなかったらどうしよう、退屈で寝てしまったらどうしよう、と心配でしたが、そんな心配は杞憂に終わり、良い意味で大きく裏切られました 1927年ハリウッドサイレント映画の人気者、ジ
    • 読書と映画とガーデニング
    • 2015/09/02 8:08 AM
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