2016.04.13 Wednesday

[ドラマ]精霊の守り人 第四話 『決戦のとき』

大河ファンタジー「精霊の守り人」シーズン1が、とうとう終わっちゃいました。ほんとうに、楽しい時間をありがとうございました。よくぞここまで、作りこんでくださいました。ありがとうNHKドラマ班の方々!

精霊の守り人『決戦のとき』あらすじ


新ヨゴ王国の第二王子・チャグムは、水の魔物を宿したとされ、父である帝から命を狙われる。実はチャグムに宿ったのは水の精霊の卵で、卵を無事に孵さないと、ヨゴ国は大干ばつに見舞われるとされるが、帝はあくまでチャグムを殺そうとし、摂政である聖導師たちはチャグムを守ろうとする。

二つに別れる宮中をよそに、必死でチャグムを守ろうとするバルサたち。だが、卵が成長するにつれ、異世界の化け物ラルンガが卵を喰らいに襲ってくる…




決戦のとき


チャグムは、精霊の卵に導かれ水源(サアナン)へ。この頃のチャグムがみたナユグの風景は、前のように恐ろしいものではなく、美しい世界。これはきっと、チャグムの心の変化にともない、見える世界がかわってきたのでしょう。

細かいところまで、ほんとうによく作りこまれているドラマです。

なんとか、卵を生み出したものの、ラルンガは執拗に襲ってきます。バルサは必死にチャグムを守りますが、肝心の卵をどうすればいいかがわからない。そこへ、チャグム暗殺司令を受けたはずのジンが現れます。
「命の借りを返すため」ということですが、バルサたちの行動を目にして、ジンの中でも変化があったのかな…?

やがて、星読博士シュガのいた洞窟に答えをみつけたトロガイからのメッセージに、バルサは卵を高く空へ投げ上げる…。

ドラマ『精霊の守り人』のアクションシーン


ここまで、精霊の守り人のアクションシーンをみてきて、上橋先生が書いていらっしゃる「反動を使った動き」が、バルサの武術がちゃんと映像化されているんです。

バルサの武術を造る上で、上橋先生が実際に、女性の武術家が大きな男性を投げ飛ばすところをみて、「いける」と思ったのだとか。ドラマでも、バルサは相手の力や反動をうまく使って体を動かしているんです。

短槍のシーンでもチャグムを掴んで投げ上げるの時も、うまく反動を利用していて、原作で読んだ感じとぴったりだと、感じました。


今後の展開


割と早い段階でラルンガを撃退し、精霊の卵を無事孵すことができ、あれ?これで終わり?と思っていたら、もうひと波乱ありました。

皇太子が亡くなり、皇太子となり、都へ戻らなければならないチャグムにバルサは「ひと暴れしてやろうか?」と尋ねる。ああ、ここは原作の大事なところだ。

そこに、新しい解釈として、チャグムは「バルサが故郷へ帰れるように、都へ帰る」といい、バルサは「人のために生きるのは愚かなことだ。」と諭します。

一方、皇太子となったチャグムを、快く思わない帝は二ノ后を…。原作ではこの後、三ノ后が弟・トゥグムを産むのですが、この展開だど、二ノ后が産むのかもしれません。

二ノ后も、バルサの影響をうけて、変わってしまったチャグムを以前のように愛せるのか。この辺りが次回のみどころかも。なんにせよ、チャグムにとって宮廷は居心地が悪い場所になっていきそうです。

でも、宮廷が韓流風にドロドロしていたおかげで、バルサたちの行動が光なら、宮中が闇と、物語に真実味を与えてくれていた気がします。

そして迎えた夏至祭。バルサとジグロを陥れたカンバル王、ログサム(原作ではすでに故人)が夏至祭にやってくる。そこにはバルサの姿が。髪に隠した短刀をログサムに向けて…

ここは原作にはない展開なので、このラストシーンが一体どんなふうにつながっていくのか。
来年まで見れないというのは、なんとももどかしい…(;´Д`)

これを機に、原作を読んでいない方はぜひ、読んでみて欲しい。




来年まで、タンダの料理が見られないのは残念ですが、「バルサの食卓」があれば、タンダの山菜鍋も、ラルウ(シチュー)もレシピがのっているのでつくることができます。
バルサの食卓 (新潮文庫)
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レビューポータル「MONO-PORTAL」

Comment
日月さんこんばんは!いつも日月さんの感想楽しみに読ませて頂いていたので、最終話の記事も待ってました!
本当にしっかり作られていましたね。しかしシーズン1のラストでかなり大胆に展開を変えてきたので、今後どうなるのかドキドキです…

二ノ妃、あのドラマのキャラでは確かに今後のチャグムを愛してはくれなさそうですね…それはつらいなあ…
個人的には、サグムが亡くなる理由も原作と同じ偶然で、普通の病であってほしかったなあ、と思ってしまいました。日月さんが偶然ではタイミングが良すぎると書いておられて確かに!とも思ったのですが、人の手ではどうにもできない悲しい運命のようなものがある、というのも上橋作品らしいような気がして。

なので二ノ妃にまで疎まれる展開では、あまりにチャグムに救いがなさすぎてつらいな〜(;_;)どうなるんでしょうねえ〜〜。
あひるさん、ありがとうございます。

私も、あひるさんの記事、毎回楽しみにしています。
宮廷をドロドロにしたおかげで、バルサたちとの対比ができたのはドラマとしていい演出だったと思います。

チャグムは、最後の帝とのシーンは、もう一端の大人として負けてないんですよね。そこがすごく成長を感じてよかったです。

今後の展開として「闇の守り人」がスルーされるらしく、そこだけ残念です。あとから外伝として作って欲しいですねえ…
  • 日月
  • 2016/04/16 17:20





   
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