Webで読めるのに、単行本買いました。『ガイコツ書店員 本田さん』 本田

2016.05.06 Friday

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    ドラマ化された『重版出来!』は、漫画を作る側、編集部のお話ですが、『ガイコツ書店員 本田さん』は、売る側、つまり本屋の書店員さんのお話です。
    書店の中でも、漫画部門を担当する書店員たちの、リアルなエピソードが満載で、重い漫画本に腰を痛めつつ、お問い合わせに四苦八苦する姿が面白いのです!

    どのくらい面白いかというと、Webで読めるのに、わざわざ単行本を買ってしまうほどです。

    まず、キャラクターの設定が面白いんです。主人公の本田さんはガイコツで描かれているし、他の書店員さんも、ベストマスク、紙袋、狐面など、個性豊かなマスクをかぶってます。なのになぜか、表情豊かにみえるんですよね。

    特に面白かったのは、お客さんとのやりとりです


    本田さんが勤めている書店は、おそらく都心の大きなブックストア(秋葉原?)なので、問い合わせも外国人の方が多いんですね。いわゆる爆買いで棚の全部買われたり、BL(ボーイズラブ)を熱く語り、おすすめ本を求めてくる海外のやおいガールズたち…。

    読むと、日本の漫画(もちろんBLも)って、ほんとうに世界中に読まれているんだなあと実感しました。


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    営業さんとの攻防


    『ガイコツ書店員 本田さん』で意外だったのは、出版不況と言われているのに、漫画は結構売れているらしく、営業さんとの交渉は、返品ではなく「本欲しい」の方が多いんですね。もちろん、返品もあるでしょうけど。

    でも、営業さんの「売りたい本」と書店員さんが欲しい本が違うこともあるので攻防戦が繰り広げられるわけですね。『重版出来!』でも、主人公が書店めぐりをして本を売り込む姿が描かれていましたっけ。

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    書店員さんにやさしく


    『ガイコツ書店員 本田さん』、本田さんはお客さんのお問い合わせにも真摯に対応しますが、時にはお客さんからお叱りをうけることもあり、「仕事を辞めたい」と思うことも。

    漫画を発売日に店頭に出すだけでも、付録を挟んだり、補充したりと、バックヤードでは、実に様々な作業があり、やっと並べても品切れでお客さんから叱責されたら辛いですよね…。

    私も実は過去に問い合わせ本のことで、店舗をたらい回しにされ、過去に書店員さんに溜息ついたり、愚痴こぼしたりしてしまったので、これからは書店員さんにはできるだけやさしくしたいと思います。

    レビューポータル「MONO-PORTAL」
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