不思議で不可思議 『海に住む少女』 シュペルヴィエル

2016.09.13 Tuesday

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    シュペルヴィエル『海の上の少女―シュペルヴィエル短篇選 (大人の本棚)』、不思議で不可思議。でも読んでいくとどんどん世界に潜っていく。そんな物語。

    私は普段、翻訳もの(ミステリや歴史以外)はほとんど読まないのですが、とあるきっかけから、偶然にもこの本を手に入れました

    シュペルヴィエルという人は、小説家でも詩人でもあり、「フランスの宮沢賢治」と例えられているそうです。確かに、宗教の物語をモチーフにした作品があるのは共通しているかも。でも、作風は宮沢賢治というより、レイ・ブラッドベリに近い気がします。救われない話もありますから。

    たったひとり、海の中にある街に住む少女、キリスト誕生につきそった牛の物語、ノアの方舟にまつわるお話。日常と少しだけ離れた不思議な世界は、読むものを深い世界へ誘ってくれます。

    海に住む少女 (光文社古典新訳文庫)
    シュペルヴィエル 光文社 売り上げランキング: 311,031


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