[映画]超高速! 参勤交代

2016.09.12 Monday

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    面白いです!超高速! 参勤交代5日以内に参勤交代を命じられた東北の弱小藩が、知恵と工夫で江戸を目指す、痛快なストーリー。弱者が強者を凹ます勧善懲悪なのもいい。こういう映画が見たかった!

    超高速! 参勤交代 あらすじ


    将軍吉宗の治世、東北・いわきの湯長谷藩は貧乏で小さな藩だが、お人好し領主・内藤政醇のもと、みなで力をあわせ、幸せに暮らしていた。

    1年の江戸詰が終わり、ようやく故郷に帰れたと思ったら、幕府から領内の金山の件で不正を問われ、5日以内に参勤するハメに。金も時間もない中、湯長谷藩の存亡をかけた参勤交代が始まるっ…!

    弱小VS巨悪


    「超高速! 参勤交代」が面白いのは、巨悪に弱者たちが挑んでいき、打ち勝っていく姿だと思うのです。陣内孝則さん演じる松平信祝は今時珍しいほど憎たらしい悪党だし、湯長谷藩は殿を筆頭に仲間の結束が固く、そこがまたかっこいいし、泣けるのです。

    平和になった江戸時代中期でも、殿をはじめ、湯長谷藩士たちが鍛錬を怠らず、いざって時に強いのは、福島の武士の気概を感じました。この100年後、福島の会津では薩長の連中相手に最後まで抵抗しましたし、やっぱり、昔も今も、福島の人は強くてかっこいい。

    抜け忍の霧隠段蔵も、途中で裏切るのに、礼金のお金が土にまみれた古い銭ばかりなのをみて、彼らに味方しようと決めるんですよね。それは殿と、湯長谷藩士たちの思いが泥臭くも愛おしいからでしょうね。

    歴史の話


    超高速! 参勤交代は、けっこうぶっ飛んだ時代劇ではありますが、要所要所ではきちんと史実をおさえていて、それが物語に味をつけてくれます。

    殿が助けて後に妻にする飯盛り女のお咲も、大名の中では花魁を側室に迎えるのは例があったようだし(飯盛女というのが、弱小藩らしい)、殿が上様に大根の漬物を献上しますが、その味がちゃんと分かるのは、分家の次男で苦労人の吉宗しないないだろうから。(あとは権現様くらいでしょう)

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    続編、「超高速参勤交代リターンズ」も面白い!
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    江戸時代、将軍・徳川吉宗の治世の元文元年(1736年)春。 磐城国(現在の福島県いわき市)1万5千石の小藩・湯長谷(ゆながや)藩は、幕府から突然の参勤交代を言い渡される。 それは湯長谷の金山を我が物にしようとする老中・松平信祝の陰謀であった。 通常なら8日
    • 象のロケット
    • 2016/10/01 8:47 AM
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