[映画]箱入り息子の恋

2017.04.27 Thursday

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    切なくて痛くて愛おしい。そんな映画でした。「箱入り息子の恋」は、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の星野源さん主演の映画。35歳独身・実家ぐらしの男性が恋をして、成長していく姿を描いています。

    箱入り息子の恋 あらすじ


    天雫健太郎は市役所勤めで実家暮らし。趣味は貯金とゲーム。昼休みは家に戻り昼ごはん。そんな女っ気のない(それどころか、人と会う気配もない)息子を心配した両親は、親同士のお見合いに参加し、なんとか見合いまでこぎつける。しかし、相手の今井家は資産家で、娘の菜穂子は視覚障害をもっていた。

    菜穂子の父は健太郎を見下す発言を繰り返し、見合いを一方的に断ろうとする。それに対し健太郎は理路整然と反論してみせた。(あとでキレて部屋で暴れるが。)そんな健太郎の態度に好感を持った菜穂子と母は、父に内緒で健太郎に会いに行く。
    次第に心を通わせる2人だが、父親の知るところとなり、もみ合っているうちに健太郎は大怪我を負ってしまい…。



    「箱入り息子の恋」の主人公・天雫健太郎は、「逃げ恥」の主人公・平匡さんと同じく高齢童貞で、女性に対し免疫がありません。しかし、平匡さんと決定的に違うのが、彼の持つ闇の部分。女性だけではなく、他人に対して高い高い壁を築き、その箱の中でひっそり暮らしている感じ。

    それは、彼の容姿に対するコンプレックスが原因であるらしい。(奈緒子の父親の見下すような発言に、そうした受け答えをしている。)しかし、奈緒子は盲目の女性。だから彼女は、目先の情報に惑わされずに健太郎の本質にたどり着くことができたのだと思う。高い壁の向こうにいる彼の心を開けることができたのだと思う。


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    お嬢様育ちの奈緒子は、健太郎と初めて入る牛丼屋に戸惑いながらもワクワクし、初めてのデート、初めてのキス。この、恐ろしくぎこちないキスシーンは、今まで見たキスシーンの中でも最高レベル。こんなに自然に、女性経験なし男の不器用なキスシーンを演じられる星野源さんの演技力すごい。(ご本人は女の子大好き、エロ大好きなのに)

    盲目の女性を演じた夏帆さんの演技力もすごかった。たしかに目が見えない人って、あんな動作なんだよなあ。

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    レビューポータル「MONO-PORTAL」
    コメント
    こんばんは。
    カキコありがとうございました。
    親が見合いを進めるくだりでやたらと拒絶しているのをみて、何かきっかけがあったのではないかと思いましたがやはりそうだったんですね。ノベライズも読んでみたくなりました。

    >他人に対して高い高い壁を築き、その箱の中でひっそり暮らしている感じ。

    まさに!と思いました。休みの日に背中を丸めて部屋に閉じこもってゲームをしている姿はまさにそんな感じでした。
    それでも奈緒子に会ってからの変貌ぶりには驚きました。35年分をつぎ込んでいますよね^^
    この表現が正しいか分かりませんが、奈緒子が目が見えないから健太郎は奈緒子と目を合わせて会話をしなくていいし、自分が自信のない容姿を知られることもない。それが双方にとって良かったのかなと思いました。
    最後の諸々はちょっと情熱に走りすぎた感がありましたが^^;
    • by 苗坊
    • 2018/01/09 9:32 PM
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