美しく切ない未来のおとぎ話『小煌女1』 海野つなみ

2018.08.05 Sunday

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    『逃げるは恥だが役に立つ』の作者・海野つなみさんが描く、美しく切ない、未来のおとぎ話『小煌女』。児童文学『小公女』をモチーフにして未来世紀のお姫様とメイドの友情の物語です。

    『小煌女1』 あらすじ


    宇宙世紀を迎えた地球の英国自治領・ロンドン。各国の上流階級の女子が通うベネディクト女子校に、遠い星・テハンの王女・ジノンが侍女のセニンとともに留学してくる。女子校のハウスメイド・サリーは、ジノンの美しく凛とした風情に憧れを抱く。

    その気品と美しさから、たちまち生徒たちはジノンに魅了され、我先に仲良くなろうと策を講じる。そんな生徒たちの思惑に翻弄され、加重な労働を課されるサリーに、ジノンは親切に接してくれた。

    やがて、ジノンたちが学園に馴染み始めた頃、政情不安定だった母星テハンが内乱により消滅したとの知らせが入り…

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    マザーグースと小公女


    舞台は未来なのですが、少女たちの思惑や恋心、競争心などは現代と同じ。まあ、人というのは何年たっても本質的には変わらないでしょうね。そして、英国の生活様式や、パブリックスクールの授業の様子、生徒たちのお茶会、クリスマスの風景など、生活描写が、詳細でとても楽しい。

    ちょっと「あしながおじさん」の女子大の生活風景を思い出しました。

    物語のタイトルは「マザーグース」からの引用です。そして、物語は童話「小公女」からインスパイアされたものですが、途中から全く違った物語になっています。

    そして、登場人物たちの鮮やかなことといったら。海野つなみ作品には脇役はいません。物語に関わり合う割合が多いか少ないか、それだけです。出て来る少女たちみんなに物語がある。

    やはり印象的なのは中流階級の娘、ケイトリンでしょうね。上流階級に屈折したコンプレックスを持っていて、コンプレックスを解消するためサリーたち労働階級に辛く当たり、それがまたジノンやイライザなど上流階級と軋轢を生じてしまう。
    彼女なりに目的のために必死ではあるのですが…。


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