いよいよ完結『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』三上 延

2017.03.18 Saturday

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    人気古書ミステリ、ビブリア古書堂の事件手帖シリーズもいよいよ完結。今回いよいよ栞子さんの母・智恵子さんが長年探していた本が判明します。

    その本とは、いわばシェイクスピア戯曲の初版本・ファースト・フォリオ。1623年に発行された、市場にでまわればその価値は数億円にも及ぶという。

    今まで私なりに、智恵子の探す本がなんなのか、推測をしてみましたが、ことごとく予想を外されました。まあ、私ごときの推理でわかるものではないのですが。

    『ビブリア古書堂の事件手帖』が扱う本は「誰もが名前と代表作名は知っているけれど、詳細は知らない有名作家の稀覯本」だったし、これまでの物語の経緯からてっきり日本の作家だと思っていたけれど、シェイクスピアほど「名前と代表作は知っていても、詳細は知らない有名作家」はいませんね。

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    過去からの刺客


    前回、栞子さんの母方の祖父・久我山尚大という、悪名高き古書店主が登場して、犯罪まがいの取引で財をなした話が出てきましたが、今回もその祖父の亡霊(というか怨念)が栞子さんを苦しめます。

    発端は自分の跡を継がせようと、愛人の娘であった智恵子に3つの本から本物をひとつ、選ぶようにいいます。しかし、智恵子はこれを拒否。その因縁が巡り巡って、智恵子は家を出て本を探し、残された栞子さんは、母に遺恨をのこしてしまう。

    その亡霊の役割を演じたのが、長年・久我山尚大につかえていた吉原喜一という人物。彼がもちこんだ3つの複製本の中に、ひとつだけファースト・フォリオが紛れているというのですが…。


    母娘の対決


    今回はじめて、栞子さんと智恵子さんは直接対決を行います。古書市に宮原が出品したファースト・フォリオの落札を巡って、母娘が激しく競り合いを行います。

    果たして、勝つのはどちらか。また、本物のファースト・フォリオは存在するのか。このせりのシーンは、臨場感に溢れていて、読んでるこっちも手に汗握ってしまいます。

    栞子さんの能力は母親や宮原に正直劣るのかもしれません。ただね、栞子さんのそばには大輔くんがいます。大輔くんは確かに本を読むことはできませんが、できないからこそ宮原や智恵子が思いもよらないことをやってのけます。

    果たして、ファースト・フォリオは存在するのか。栞子さんはそれを競り落とすことができるのか、母との確執と大輔くんとの関係は…。

    ここからはもう、読んでください、としか言えません…。

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    「ビブリア古書堂の事件手帖6〜栞子さんと巡るさだめ」 
    ・「ビブリア古書堂の事件手帖 〜扉子と不思議な客人たち〜

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    コメント
    日月さん、こんにちは!
    約1年前に、読まれていたのですねー。
    最後は、シェークスピアとは。

    思えば、長い間、このシリーズに楽しませてもらいました。
    最初のワクワク感と、可愛らしい恋愛模様が、最後は、こういう風になったのかーと、感慨深さもあります。
    • by latifa
    • 2018/03/11 1:39 PM
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