『花福さんの戦争ごはん日誌』花福こざる

2017.08.15 Tuesday

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    映画「この世界の片隅に」を見た方はご存知でしょうが、戦争中は食料不足で、主人公のすずさんは野草や小麦粉を突かtった「代用品」料理をこさえていました。
    代表的なのが楠公飯で、手間がかかるわりに味は…というものして描かれています。

    そんな戦争中、物資が不足していた時代、人々は何を食べていたのか。「豆腐百珍 百番勝負 (コミックエッセイの森)」でレシピのない豆腐百珍を悪戦苦闘しながら作り出した花福こざるさんが、こんどは戦中・戦後のごはんづくりにチャレンジしたのが『花福さんの戦争ごはん日誌』です。

    戦争本でありながら、悲惨な描写も少ないので、お子さんにもおすすめです。夏休みの自由研究にもいいかもしれませいんね。

    花福さんの戦争ごはん日誌
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    戦時中の食材


    ふかしいも


    こざるさんの父上から聞いた「ふかしいも」。作ってみるとおいしいけれど、毎食続くと飽きますね。こざるさんのご実家・群馬県などの田舎の方では、都会よりも食材が手に入れやすかったようです。

    一升瓶の米搗き


    よく、ドラマや映画で見かける一升瓶の米搗き。昭和18年から玄米が配給に。玄米ならば栄養あるし、このまま炊けばいいのでは?と思いますが、いかんせん、燃料も少ないため玄米だと燃料をくうので、時間がかかっても精米するしかなかったらしい。

    しかし、こざるさんが実際ついてみると、3時間ついてもほとんど変化なし。ご飯をたべるまでの労力が本当に大変…。

    戦争中は食材だけでなく、煮炊きをする燃料(木炭など)なども不足しているので、火をおこすのも大変だったんですね。

    雑穀


    粟、稗、コーリャン(高黍)など、雑穀や麦ふすま(ブラン)などは今では健康志向の食材として使われていますが、当時は米の代用品。今は品種改良も進んでいるので、おかゆにしてもおいしいんだとか。

    こざるさんが戦争ごはんの聞き取りをしたおじいさんによると「いちばんまずいのは麦ふすまだ!」とのこと。

    今ではブランパンなど健康志向の素材として人気の麦ふすまですが、今のようにパンとしてならおいしいけれど、団子にして汁にいれるとぼそぼそでうまくないらしいです。

    今ではこうして健康食品として、けっこうなお値段で売られているのですが、当時は料理技術も発達していなかったからまずくても無理やり食べていたそうな。

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    戦時中の生活


    花福さんの戦争ごはん日誌では、戦時中のごはんづくりのほか、戦時中の暮らしについても紹介しています。今では知られていない戦前の記念日(戦争や軍隊にまつわるものが多かった)や、配給についても詳しく描かれているので、戦時中の生活がどんだけ大変かを実感できます。

    平和大事だ、本当に…

    配給制度と外食券


    戦時中は食料は配給制。正月用のもち米をもらうのも何時間も並ばねばならず、いっても物がない場合もあったとか。一般家庭のほか、煮炊きをしない学生などは「外食券」を利用したり、お餅をついてくれる店に精米を持ち込んでつくってもらうそうです。

    しかし、醤油や砂糖の配給がなく、燃料も不足していた時は餅を焼いて食べるだけでも大変な苦労だったそうです。


    戦前の記念日


    戦中は毎月8日は大詔奉戴日で、梅干しごはんの日の丸弁当を持っていくのだとか。しかし、それさえも貧しい家は持ってこれず、お弁当なしの子供も多かったとか。

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    NHK朝ドラ「ごちそうさん」も、主人公め以子が戦時中工夫して家族においしいものを食べさせていましたっけ。

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