メイドとお姫さま。『小煌女3』海野つなみ

2018.09.04 Tuesday

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    童話『小公女』をベースに海野つなみさんが描く『小煌女3』。舞台となる古き良きイギリスの生活スタイルと未来のSF描写が違和感なく融合した世界観が魅力で、主人公たちが生活する未来世紀のロンドンをいきいきと描き出しています。

    『小煌女3』あらすじ


    故郷の星トアンが消滅し、たったひとり地球に残された少女レベッカ。彼女は地球に帰化して母校のメイドとなり、おだやかな日々を送っていた。しかし、彼女のまっすぐな正義感は周囲の反感を買ってしまい、教師つきメイドからハウスメイドに降格されてしまう。

    彼女をトアンの生き残りだと疑うシクサは、学校に忍び込みレベッカと接触をはかるものの、彼女は自分をトアン人だと認めない。シクサは彼女の監視をするが、彼のミスでレベッカは窮地に陥ってしまう。

    一方、オナスンとサリーは急接近。屈託のないオナスンはサリーをハロッズに誘う。サリーはデートのようにやさしく扱われてオナスンのことをすきになりかけてしまう。けれど自分はだだのハウスメイド。「自分が気に入られるはずがない」と思い悩む。

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    メイドとお姫さま


    海野つなみ先生は「小公女」をモチーフにこの物語を描いたそうですが、小公女セーラには彼女を助ける隣人カリスフォード氏から食事やプレゼントが贈られます。レベッカも隣人のシクサが彼女の境遇をみかねて食事やベッドなどさまざまな贈り物をします。

    サリーもご相伴に預かるのですが、「もしかしたら」と自分の部屋のドアを開けても奇跡は起こらなかったのです。
    「そこらのハウスメイドに 誰が どんな魔法をかけてくれるというのでしょう」


    レベッカのことは大好きだけど、もともとの立場が違う…。オナスンは優しくしてくれるけれど、それは自分にだけでなない。頭ではわかっているけれど、そんな自分がみじめになってしまうサリー。

    レベッカはレベッカで、自分の元いた立場に苦しんでいるのですが。

    はたして、レベッカの正体はジノン王女なのか。もうひとつのトアン人、神官たちが地球へやってくることで真相が明かされていきそうですが…

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    海野つなみ先生はこの他にも童話や日本の古典をモチーフにした作品や、コミカルな漫画まで、幅広いジャンルを独自の視点で描いています。『逃げるは恥だが役に立つ』しかしらない方にもぜひ読んでいただきたい。

    多様性も海野つなみ作品の魅力のひとつなのです。

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