『校閲ガール』宮木 あや子

2018.10.23 Tuesday

0
    ずっと読みたかった『校閲ガール』読了。校閲とは書籍や雑誌の記述や考証をチェックして間違いを正すお仕事。そんな校閲のお仕事には、てっきり「本にまつわる謎とき」があるのかと思いきや…。

    校閲ガール (角川文庫)

    中古価格
    ¥1から
    (2018/10/23 18:16時点)



    校閲ガール、河野悦子登場!


    河野悦子はファッション大好き女子。おおよそ小説にも活字にも興味がなく、校閲部にいるのも憧れのファッション雑誌「Lassy」の編集部に入れなかったから。

    しかし彼女はすぐれた記憶力と直感力で、小説の齟齬を見つけ出し、作家の意図を探り当ててしまう。こう書くと、いかにもミステリ小説風ですが、実は『校閲ガール』は「お仕事小説」あるいは「恋愛小説」に近く、ミステリ要素はおまけと言った感じ。

    それにしても、小説内の電車移動の時間までわかるなんて、やっぱり校閲ってすごい仕事だなあ…。

    校閲ガール ア・ラ・モード (角川文庫)

    中古価格
    ¥36から
    (2018/10/23 19:20時点)




    でも、悦子をはじめ登場人物たちが個性的で、オネエっぽい同僚・米岡くんや、作家絡みのトラブルに悦子を巻き込む貝塚とのやりとりが面白くて、だんだんミステリ展開に期待するのどうでもよくなってきましたww

    校閲のさまざまな仕事をするうちに、だんだん校閲の楽しさにも目覚めていく悦子。そんな彼女の仕事への成長とか、偶然知り合った覆面作家・是永 是之との恋の行方もきになるところ。

    悦子の唯一無二の目標は「ファッション誌への移動」で、校閲の仕事はその手段に過ぎないし、「好きなのは顔」と、堂々と言い放つ。

    本好きでファッションに疎い私からすれば、ちょっと気後れしてしまうのですが、自分の好きなものがしっかりとあって、それが揺るがないのは読んでいて気持ちがいいです。
    本当は校閲部でもっといろいろ活躍してほしいですが、一方で悦子の目標がかなってほしいなとも思います。

    校閲ガール トルネード (角川文庫)

    新品価格
    ¥605から
    (2018/10/23 19:22時点)





    校閲が活躍する物語


    こちらもおすすめ!『重版出来!6』では、忠臣蔵の討ち入りの時の天気までもチェックする校閲さんのプロ知識がすごい。

    重版出来! (6) (ビッグコミックス)

    中古価格
    ¥1から
    (2018/10/23 18:23時点)





    多様な作家・宮木あや子


    作者の宮木あや子さんてR-18文学賞の『花宵道中』書かれた方なんですね。ジャンルの違いにびっくり。もっと他の作品も読んでみたくなりました。

    花宵道中 (新潮文庫)

    中古価格
    ¥1から
    (2018/10/23 18:47時点)


    JUGEMテーマ:オススメの本



    コメント
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL