『銀色の髪の亜里沙』和田 慎二

2020.05.05 Tuesday

0
    『白銀の墟 玄の月』第三巻で、驍宗さまが何年も山の中に閉じ込められる場面がありましたが、それを読んで思い出したのがこの『銀色の髪の亜里沙』です。こちらもまた、閉じ込められ系のお話ですね。

    『巌窟王』をベースに、洞窟に閉じ込められた少女が脱出を試み、自分と家族を陥れた友人たちに復讐していく物語なのですが、これが面白い!

    銀色の髪の亜里沙 (花とゆめCOMICS)

    中古価格
    ¥1,115から
    (2020/5/5 22:43時点)




    『銀色の髪の亜里沙』あらすじ


    社長令嬢の亜里沙は、友人たちとピクニックに行った先で、崖から突き落とされてしまう。実は友人たちはそれぞれ亜里沙に嫉妬しており、その中でも亜里沙の父の会社の重役令嬢・信楽紅子は父親と共謀し亜里沙の父を死に追いやり、会社乗っ取りを図る。

    亜里沙は生き延びて洞窟にたどり着くものの、そこは濁流のため外に出ることができない。亜里沙は同じように遭難した考古学者夫妻に助けられ、育てられる。聡明な老夫妻は彼女に応用の効く基礎知識やさまざまなことを教えた。

    やがて老夫婦が亡くなる時に残してくれたヒントをもとに、亜里沙はようやく外にでることができたものの、長い幽閉生活のためか、彼女の髪は銀色になっていた…。

    経験が復讐を助ける


    外に出てからの亜里沙は自分を陥れ、家族を殺した(母親も追い詰められて亡くなっていた)友人と、信楽親子に復讐すべく、彼女たちのいる高校に転入するのですが、ここからの復讐がほんと面白い。

    いきなり外にでても資金もないのにどうやって彼女たちに近づくのか、と思ったら洞窟にあったのです、軍資金が。地下には巨大なヒスイの壁があり、それを元にして大富豪となった亜里沙。

    他の3人はそれぞれ、勉強、陸上、美貌を生かした芝居と、得意分野があったのですが、それをことごとく潰していく!この小気味よさ!

    それもこれも老夫婦から教わった知恵、暗くて足場の悪い場所で鍛えた脚力など、洞窟時代に培った経験が役に立っているのも面白い。

    しかし最後の相手、信楽紅子は手強く、亜里沙は彼女の舞台に使用される「仮面」を利用しようとするのですが…。

    70年代に描かれた話なのに今読んでも面白いです。

    JUGEMテーマ:漫画/アニメ



    コメント
    コメントする