ちょっと風変わりなガレージセール「三護さんのガレージセール」

2020.06.14 Sunday

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    家の近所にも、こんなガレージセールをやっている家があるといいな。

    「三護さんのガレージセール」あらすじ


    在宅ワークで人としゃべる機会がない三護さん。だったらしゃべる機会をつくってしまおう、と自宅のガレージでガレージセールを開きます。しかし、普通のガレージセールと違うのは三護さんはなんと、ガレージセールをするためにガレージのある家を借りてしまったのです。

    三護さんは在宅の仕事で普通よりも収入が多く、そのためついつい衝動買いをしてしまい、イヤホンなんて色違いでいくつももっていたり、持っているのを忘れて、同じものを買い直してしまいます。

    そんないらない物の処分と、「人と話すこと」を目的としているので、値段は格安でてきとう。

    すると、そんな風変わりなガレージセールに、これまた風変りなお客さんが集まるようになり…。




    風変わりなガレージセールと、風変わりなお客さんたち


    類は友を呼ぶ、というのでしょうか、三護さんのガレージセールには一風変わったお客さんが集まります。
    本を読みすぎて、家族から注意されるほどの読書家の主婦・宮崎さん。ドラマ「シャークロックホームズ」マニアが講じて友だちになった高校生の舞原さん。

    そして時にはお客さんではない人も、やってきます。近所の武藤さんは三護さんを気に入り、ソフトボールや焼き芋会に誘ったり、ガレージセールにものを買わずに置いていったりするおじさん。

    そんな風変わりな人たちとのコミュニケーションは、当初の予定とはだいぶ違ってきたけれど、地域のひとたちと仲良くなったり、常連さんとガレージでなぜかおでんを食べたりと、三護さんのガレージセール・ライフはなかなかに充実してきています。

    1巻だけで終わるのがもったいない。もっと読みたい漫画でした。


    作者は『書店員 波山個間子』シリーズの黒谷和也さん。本に関しても造詣が深く、作中にもよく小説やエッセイの話がでてくるので、本好きにもうれしいお話です。

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