コロナ禍が猛威をふるう昨今、いくら気をつけていても、自分の身にもいつ感染するかわからない状態です。
そこでコロナ発症の目安としての体温、血中酸素濃度を測定できるスマートウォッチを購入して日々の体調をチェックしておくことにしました。
オールメイドインチャイナなスマートウォッチ市場
アップルウォッチなど、高価なスマートウォッチは知りませんが、少なくとも私が購入予定の10,000円以内のスマートウォッチはすべてが中国製でした。
ものづくり日本の崩壊はこんなところにまで…!まあ、性能がよければ国は関係ないんですけどね。この値段でここまで機能をつめこめる中国テクノロジーほんとすごいと思いますし。
しかし、オールメイドインチャイナの弊害はなんといっても言語。
知人が買ったスマートウォッチはマニュアルが中国語しかなくて操作も分かりづらかったと聞き、買う時は以下のところを確かめました。
・日本語のマニュアルがついているもの
・アマゾンや楽天の商品紹介文がちゃんとしているもの
製品によっては一部の漢字が簡体字(中国本土で使用する漢字)だったり、
「濡れてしまうのを気にせず使え」
「ただ5秒で体温測定」
「通知をお知らせます」
など、おもしろ日本語が表記されています。
『日本人の知らない日本語』は日本語学校を舞台にしたエッセイ漫画。外国人生徒たちの奇想天外な日本語が炸裂しています。逆に日本人から見ると目からウロコで面白ろかったりします。
トンデモ翻訳はこれはこれでおもしろいけれど、やっぱり日本語がちゃんとしているものが便利なので、比較的まともだった「TimiconのスマートウォッチF9」を購入しました。
こちらは日本語の説明がちゃんとしているし、マニュアルもついていました。値段は楽天で4,000円弱。体温と血中酸素濃度、運動の記録なども取れるし、値段の割に高性能です。
押す、長押しする、とにかく待つ
はじめてのスマートウォッチはわからないことだらけでした。マニュアルは日本語でちゃんとしていたのですが、書かれていたのが主にアプリとの連動や充電方法だったので、基本の操作の仕方がわからない…!
その後、使ってみてわかったのですが「マニュアルに書くほどでもない」から書いてなかったんですね。
操作はとにかく、スマートウォッチ下の楕円形の
スイッチを押すか長押しするか、そのまま待つだけでまかなえます。
でもこれ、慣れるまでさっぱりわかりませんでした…。
時間表示
ボタンを押すと最初に表示される画面です。腕を上げると画面表示できる機能もありますが、うまく動かせないので私は使っていません。
体温表示
ボタンを押すと次に表示されるのが体温表示。私は体温が低めなので念の為普通の体温計でも測ったところ1度くらいの誤差が…!壊れてるのかな?と思い、かかりつけ医に相談すると「体温ははかる場所によって若干違う。」とのことで安心。
血中酸素濃度
コロナ発症の目安となると言われている血中酸素濃度。通常は99〜97%くらいなのだそう。このスマートウォッチの血中酸素濃度、表示が出るまでに時間がかかります。そんなの、マニュアルのどこにも書いてなかったよ…。
画面を表示してから数秒、そのまま待っていると酸素飽和度が表示されます。
運動用画面
もともとスマートウォッチは運動、ワークアウトを記録するためらしく、歩数や心拍数、消費カロリーなどが表示される運動用画面があります。この運動画面、ボタンを長押しすると表示されます。とても便利だったのですが、通常モードに戻すのが非常に分かりづらかった…
運動用画面から通常モードに変更するには
運動用画面のスイッチを長押し→「続ける(長押)」画面が表示される→普通にボタンを1回押す→「終了(長押)」画面が表示される→ボタンを長押して終了。
…わかりづらい!まあ、慣れてしまえばそんなに難しい動作ではないんですが、検索しても操作についての記述が殆どなかったので焦りました。
そして、血圧表示に関してはいまだに操作がわかりません…。
※その後、血中酸素濃度を測るよりも長く待てば血圧表示が出ました。10秒くらいかな?すぐには表示されない機能に関しては「待つ」が有効という事が判明。
歳を取ると、新しいデバイスへの対応力が落ちてきていると実感したスマートウォッチ体験でした。