2017.04.05 Wednesday

思いを汲んで、文字を組む『活版印刷 三日月堂』ほしお さなえ

昔の町並みが残る街・川越の小さな活版印刷所、三日月堂。「活版印刷三日月堂」は、若き店主・弓子さんと、お客さんたちのお話です。

弓子さんが活版印刷を通じて、お客さんたちの心の機微をすくい取って、かたちにしていく。物語ひとつひとつは本当に小さな、でもとてもあたたかくて、深い。

世界は森


川越の運送会社に務めるハルさんは、一人息子、森太郎が遠くの大学に行くことに寂しさを感じていた。

そんな時、活版印刷三日月堂の孫娘・弓子さんが川越に戻ってきた。店主である祖父がなくなってから店を閉めていたが、事情があってこちらに住むという。

三日月堂で印刷された名前入りのレターセットは、娘時代のハルさんの宝物だ。ハルさんは息子へな卒業祝いにレターセットを贈ることにして、弓子さんに依頼する。

これが、活版印刷三日月の最初の物語です。自分の名前入りのレターセットが、活版印刷で刻まれるなんて、すてきですね。私も欲しくなりました。


([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)
ほしお さなえ ポプラ社 (2016-06-03)売り上げランキング: 6,596



八月のコースター


喫茶店・桐一葉の若き店主は、伯父から引き継いだ店を、どう変えてべきか悩む。知り合いのハルさんから三日月堂を紹介されてショップカードをつくることにして、店主の弓子さんと一緒に、新しい店の姿を探しはじめた。
弓子さんは、彼の話と店の雰囲気から、透ける桐の葉を印刷したデザインを提案する。

そこから、店名の由来となった高浜虚子の句、桐一葉をモチーフに、コースターに俳句を印刷することに。

弓子さんと話し合うことで、彼は自分悩みや、本当にもとめていたものを認識することができます。それにしても、俳句の世界って奥深いのですね。物語にでてくる俳句は高浜虚子の作品だそうです。




星たちの栞


高校教師の真帆は、喫茶店・桐一葉のコースターで活版印刷三日月堂の事を知り、顧問をしている文芸部の生徒たちと見学にいくことにした。文化祭でのワークショップで活版印刷を使うことをも決まり、「銀河鉄道の夜」をモチーフにした展示内容も決まった。

あとは、文芸誌の発行だけだが、侑加の作品が遅れている。侑加は他にはないセンスがあるものの、ムラが多く、家庭でも問題があるらしい。作品は間に合ったものの、侑加は学校に来なくなり…。

女子高生が活版印刷に触れるシーンが印象的でした。三日月堂にあった本をみて、すべてに活字が組まれて印刷される。そこには質感があって、物語を書いた人がいるということを体感する、と。
デジタル印刷は、美しく均整が取れていて、活版印刷の理想形であるはずなのに、質感がなくなったことで、物語の背景が感じづらいのかもしれません。

銀河鉄道の夜
銀河鉄道の夜
posted with amazlet at 17.04.04
(2016-04-19)



ひとつだけの活字


図書館司書の雪乃は、祖母が残した活字を結婚式の招待状に使えないかと三日月堂を訪ねてきた。その活字は、祖母の父親が営んでいた活字店(活版印刷所に活字を売る店)のものらしい。雪乃の祖母(故人)は毎年その活字で孫の名前をにお年玉袋にスタンプしていた。しかし、のこっている活字はひらがなだけ。

婚約者の友明は強引に後輩のデザイナーの金子くんにデザインを頼んでしまっているらしく、活字の招待状づくりは頓挫するかと思われたが…

作中、金子くんも興味を示してましたが、活版印刷のレトロで不便なところが、デジタル世代の若い人たちに受けているそうです。けれど、不器用さをほめられるのは、職人たちとっては複雑な気持ちのだとか。

昔の職人たちが目指したのは、今のデジタル印刷のような美しく均等な印刷。それを、凹んだり曲がったりがいい、と言われたら、そりゃ、嫌な気持ちになりますよね。

昔は活字を彫り、それを組んで紙をすり、直しがでればばらしてまた組む…。そうやって人の手が入っていたのですね。デジタルの印刷技術は印刷の最高のかたちかもしれないけれど、人の手が入っていないことで、かえって作者や物語から遠くなってしまったのかもしれません。

かといって、古いものがすべて良いわけではなくて、弓子さんはそんな現代の活版印刷の活かし方を探しているように思えます。

雪乃さんの祖母の活字の思い出と、弓子さんの祖父との活版印刷の思い出。似た境遇の2人が語りあうことで、弓子さんの秘められた悲しい過去が、自分の感情に向き合うことができるようになるのです。弓子さんもまた、お客さんによって過去にけじめをつけ、進むべき道を見出していきます。

これからの三日月堂、どんな物語が刻まれていくのでしょうか。

([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫)
ほしお さなえ ポプラ社 (2017-02-03)売り上げランキング: 14,050


レビューポータル「MONO-PORTAL」

2017.04.02 Sunday

BAR追分シリーズ3『情熱のナポリタン』 伊吹有喜

BAR追分シリーズ、その続編『情熱のナポリタン―BAR追分 (ハルキ文庫)
』。

新宿三丁目にある「ねこみち横丁商店街」その路地の一番奥にあるのが「BAR追分」。昼間は、おいしいごはんを提供する「バール」夜は本格的な「バー」。ふたつの顔をもつBAR追分に集まる、人々の物語。

情熱のナポリタン―BAR追分 (ハルキ文庫)
伊吹 有喜 角川春樹事務所 (2017-02-14)売り上げランキング: 4,553

JUGEMテーマ:オススメの本




お好み焼き大戦


ねこみち横丁の管理人兼脚本家志望の宇藤くんの脚本完成祝いと称して、追分メンバーが集まっての飲み会。そこで、パンケーキやホットケーキ、お好み焼きなど、「粉もん」論争が繰り広げられる。
それに加わったお客さんの、幼い頃食べた浜松のお好み焼きの味から、祖父の思い出につながっていき…。

食べ物の思い出は、それをつくってくれた人への思い出でもあるんですね。浜松ではお好み焼きにたくあんを入れることもあるのだとか。食って土地土地によって変わるんだなあ。

秋の親子丼


Bar追分のバーテンダー見習いの純は、人気の元劇団員。けががもとで役者を辞めた彼の元に、劇団の主宰・桜井ギシュウが訪ねてくる。

強引なギシュウは、純を待つ間に宇藤の脚本を読み、けちょんけちょんにしたかと思えば、帰ってきた純に劇団に戻れと言ったり、宇藤くんに劇団の脚本部に来い、と言ってみたり、とにかく強引。

モモちゃんに怒られて退散するも、全く悪びれない。

こういうギシュウさんみたいな人がいると、演劇に関わる人がすべて自己中にみえちゃうんだよね。
観劇好きとしては、演劇の世界は、ただでさえ玉石混淆で閉鎖的なコンテンツだから、あまり誤解して欲しくないかな。ま、演劇に限らず、どの世界にもひどいのいるけどね。

実はこの話のメインは宇藤くんじゃなくて、お客さんの兄弟のお話です。両親の離婚で別々に暮らしていた兄弟が久々にあってお互いの距離を縮めていく、しみじみとしたいい話なんです。

蜜柑のこども


前回、劇団主宰のギシュウに脚本をけなされ、落ち込む宇藤くん。そんなとき、遠藤会長が知り合いの子ども・柊くんをバール追分につれてくる。シングルマザーの母親が入院する間、預かることになったらしい。なりゆきでを柊くん預かることになった宇藤くんとモモちゃん。

最初は人見知りで、ご飯を食べたがらない柊くんも、モモちゃんの工夫した料理(焼きそばパンケーキ、美味しそう!)や宇藤くんが遊んでくれたりしたおかげで、すっかり2人になついてしまいました。

人見知りな柊くんがだんだん心をひらいていく様子がかわいい。やがてお母さんが退院し、柊くんは母親の故郷、新潟に帰ることに。柊くんが「うどうくん」て呼ぶのがかわいい。最後に大好きなメロンパンを勇気をだして宇藤くんに渡すシーンは、作中にでてくる芥川龍之介の「蜜柑」のシーンにかけているんですね。

BAR追分の人々との出会いは、柊くんとお母さんにも最後の東京のいい思い出になったんじゃないかな。

蜜柑
蜜柑
posted with amazlet at 17.04.01
(2012-09-13)



情熱のナポリタン


宇藤くんや純くんにやたらとちょっかいを出してくるギシュウさん。宇藤くんの脚本をけなしても、才能は買っていて、しきりと脚本部へ誘ってくるし、あわよくば純もまとめて手元に置きたいらしい。

そんな天才、ギシュウさんもメディアミックスの一大企画に頭を悩ませていた。ギシュウの腹心・空開は、なんとか宇藤を説得しようと画策をはじめ…。

才能と、情熱。天才と凡人。宇藤くんとももちゃんも、ねこみち横丁のみんなに愛されているし、道半ばとはいえそれぞれ料理 や脚本の才能に長けているのだけど、「いつまでもここにはいられない。」っておもっているのね。

彼らがねこみち横丁を卒業するときが、この物語が終わるときなんじゃないかと。そう思わせるところがあって、それは彼ら成長がうれしい反面、切ないことだなあ。

BAR追分 (ハルキ文庫)
BAR追分 (ハルキ文庫)
posted with amazlet at 17.04.01
伊吹 有喜 角川春樹事務所 売り上げランキング: 10,732


オムライス日和 BAR追分 (ハルキ文庫)
伊吹有喜 角川春樹事務所 (2016-02-12)売り上げランキング: 12,107



伊吹有喜作品感想


「ミッドナイト・バス」
「なでし子物語」
「四十九日のレシピ」
「風待ちのひと」
BAR追分シリーズ『オムライス日和』
BAR追分

レビューポータル「MONO-PORTAL」

2017.03.18 Saturday

いよいよ完結『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』三上 延

人気古書ミステリ、ビブリア古書堂の事件手帖シリーズもいよいよ完結。今回いよいよ栞子さんの母・智恵子さんが長年探していた本が判明します。

その本とは、いわばシェイクスピア戯曲の初版本・ファースト・フォリオ。1623年に発行された、市場にでまわればその価値は数億円にも及ぶという。

今まで私なりに、智恵子の探す本がなんなのか、推測をしてみましたが、ことごとく予想を外されました。まあ、私ごときの推理でわかるものではないのですが。

『ビブリア古書堂の事件手帖』が扱う本は「誰もが名前と代表作名は知っているけれど、詳細は知らない有名作家の稀覯本」だったし、これまでの物語の経緯からてっきり日本の作家だと思っていたけれど、シェイクスピアほど「名前と代表作は知っていても、詳細は知らない有名作家」はいませんね。




過去からの刺客


前回、栞子さんの母方の祖父・久我山尚大という、悪名高き古書店主が登場して、犯罪まがいの取引で財をなした話が出てきましたが、今回もその祖父の亡霊(というか怨念)が栞子さんを苦しめます。

発端は自分の跡を継がせようと、愛人の娘であった智恵子に3つの本から本物をひとつ、選ぶようにいいます。しかし、智恵子はこれを拒否。その因縁が巡り巡って、智恵子は家を出て本を探し、残された栞子さんは、母に遺恨をのこしてしまう。

その亡霊の役割を演じたのが、長年・久我山尚大につかえていた吉原喜一という人物。彼がもちこんだ3つの複製本の中に、ひとつだけファースト・フォリオが紛れているというのですが…。


母娘の対決


今回はじめて、栞子さんと智恵子さんは直接対決を行います。古書市に宮原が出品したファースト・フォリオの落札を巡って、母娘が激しく競り合いを行います。

果たして、勝つのはどちらか。また、本物のファースト・フォリオは存在するのか。このせりのシーンは、臨場感に溢れていて、読んでるこっちも手に汗握ってしまいます。

栞子さんの能力は母親や宮原に正直劣るのかもしれません。ただね、栞子さんのそばには大輔くんがいます。大輔くんは確かに本を読むことはできませんが、できないからこそ宮原や智恵子が思いもよらないことをやってのけます。

果たして、ファースト・フォリオは存在するのか。栞子さんはそれを競り落とすことができるのか、母との確執と大輔くんとの関係は…。

ここからはもう、読んでください、としか言えません…。

ビブリア古書堂の事件手帖 文庫1-6巻セット (メディアワークス文庫)
三上延 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 売り上げランキング: 5,211



「ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち」
「ビブリア古書堂の事件手帖2〜栞子さんと謎めく日常」
「ビブリア古書堂の事件手帖3〜栞子さんと消えない絆」
「ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さん2つの顔」
「ビブリア古書堂の事件手帖5〜栞子さんと繋がりの時」
「ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ」 


ビブリア古書堂シリーズで紹介された本が一冊に。「栞子さんの本棚」
JUGEMテーマ:オススメの本

レビューポータル「MONO-PORTAL」

JUGEMテーマ:最近読んだ本



2017.01.25 Wednesday

BAR追分シリーズ『オムライス日和』 伊吹有喜

大好きな伊吹有喜さんのBAR追分シリーズ、その続編『オムライス日和 BAR追分』読みました。気持ちがほぐれていく、大好きなお話です。そして、出て来る料理、どれも美味しそう。

新宿三丁目の奥にある「ねこみち横丁商店街」その路地の一番奥にあるのが「BAR追分」。昼間は、おいしいごはんを提供する「バール」夜は本格的な「バー」。ふたつの顔をもつBAR追分に集まる、人々の物語。

オムライス日和 BAR追分 (ハルキ文庫)
伊吹有喜 角川春樹事務所 (2016-02-12)売り上げランキング: 19,940


猫の恩返し


「ねこみち横丁」の地域猫・デヴィがこのごろ、よそで餌をもらっているらしい。デヴィの肥満を心配するバールの料理人、桃子と、ねこみち横丁の管理人(兼脚本家の卵)の宇藤とともに、餌をあげた人にわかるよう、デヴィのリボンにメッセージを送る。ところが数日後、デヴィの首には「助けて」の文字が…。

どこのだれともわからない、助けを求める人を探すため、ねこみち横丁のメンバーが立ち上がります。

ねこみち横丁の管理人をしながら脚本家を目指す宇藤くんですが、商店街の紹介で、フリーペーパーにエッセイの連載をもらえることに。少しずつ、夢を叶えていく姿は、商店街の人々と同じく、読んでいる私たちも嬉しくなります。

モモちゃんが自分や宇藤のことを「デヴィのように横丁のみんなに居場所を与えてもらっている地域猫みたいなもの。」と言ってましたが、横丁のみなさんも若い人たちを応援したいんでしょうね。

オムライス日和


猫道商店街の管理人(兼脚本家の卵)宇藤くんは大学時代の友人、菊池沙里に偶然、ねこみち商店街で再会する。沙里から同級生たちの話を聞き、道半ばの自分と、どうしても比べてしまう。沙里は結婚式の二次会後、BAR追分で同じく宇藤を知る友人とあけすけな話に興じてしまい、それを宇藤くんに聞かれてしまう。

そりゃ、相手のテリトリーでその人のことをあけすけにしゃべるのって、ルール違反でしょう。

宇藤くんは、きちんと仕事をしている菊池さんにコンプレックスを感じ、仕事や恋に行き詰まっている菊池さんは、夢を追いかけている宇藤くんに憧れを抱いている。お互い、ないものねだりではあるのだけど。

みんな、無いもので、誰かをうらやましいって思ってる。ただ、ねこみち横丁の大人たちは、自分に自信を持っている気がします。だから迷える宇藤くんを助けたり、BAR追分の昼に桃ちゃんに料理屋をできるように計らってくれるのかもしれません。

バール追分のモモちゃんがつくるオムライスが美味しそう。ホワイトやデミグラス、フレッシュトマトソースを選べるのがぜいたくで楽しい。オムライスって、日常的に食べられるけれど、作り方によってちょっとしたご褒美ごはんにもなる。オムライスの黄色と赤いケチャップライスをみると、元気をもらえます。

ようこそ餃子パーティーへ


ねこみち商店街のイベント・フリーマーケット後の慰労会を、宇藤、桃子、バーテンダー見習いの伊藤の3人で仕切ることになった。宇藤くんは唯一得意だという餃子をつくり、桃子が焼いて、淳がビールを差し入れた慰労会は大好評。

宇藤くんは、BARの常連でフィギュアクリエイターの梵から、「スランプの時は基本に帰って(文章で)スケッチをすれば」と教えられ、横丁の人々の姿を文章にしはじめます。文章でスケッチっていい表現ですね。私もやってみたくなりました。こうしてコツコツと積み上げていけば、それはきっと、自分の力になっていくことでしょう。

森の診療所(リトリート)


BAR追分のバーテンダー見習いの純は、中性的で美しい容姿を持つ、ちょっとミステリアスな存在で、自分のことをあまり話さない。ある時、昼のバールの営業中、若い女子3人組がやってきて、「シドウジュンヤ」という人物を探しに来たと告げる。どうやらそれは、純のことらしい。女子たちはその場にいた宇藤にひどい言葉を投げかけて去っていく。

純は以前、人気の舞台俳優で、ケガをして引退し、隠れるように暮らしている。純の治療を行っている森の診療所の久保田先生は、自らも診療所を継いだ悩みを抱えつつも、何も聞かず、彼の治療を行う。

私も、舞台が好きで、贔屓の俳優さんもいますが、「誕生日を祝いたいから」って、いきなり訪ねてきて、彼の居場所を荒らすようなマネをするファンは、どうかと思いますね。

人に弱みをみせない純くんですが、久保田先生には弱みや信頼感をみせているみたいです。ただ、久保田先生はバツイチで年上なので、施術者と患者という立場を崩さないようですが。

雨のなか、2人がゆっくり食事をするシーンが美味しそうだし、やさしい温かみを感じます。


BAR追分 感想→
BAR追分 (ハルキ文庫)
BAR追分 (ハルキ文庫)
posted with amazlet at 16.05.19
伊吹 有喜 角川春樹事務所 売り上げランキング: 14,084



JUGEMテーマ:オススメの本


レビューポータル「MONO-PORTAL」

2017.01.22 Sunday

負け組たちの敗者復活。『今はちょっと、ついてないだけ』伊吹 有喜

伊吹有喜さんの負け組たちへの眼差しが、冷静でありながら、とてもあたたかい『今はちょっと、ついてないだけ』。

「人生は何度だってやり直せるさ」なんて、ドラマや映画にありそうなセリフですが、実際はそう簡単なものじゃない。けれど、この本をよむと、一歩踏み出さずに後悔するより、少しでも前へ進みたくなる。小さな希望が感じられます。だから大好きなんですよ、伊吹有喜さんの本。

『今はちょっと、ついてないだけ』あらすじ


立花浩樹は、若い頃ネイチャリングフォトグラファーとして騒がれた写真家だったが、プロデューサーの保証人になったせいで、莫大な借金を背負い、その返済のため故郷に戻る。借金は返し終えたものの、カメラを持つこともなく、ただ流されるように日々を送っていた。

ある日、母の友人・宮川静枝から、自分の写真を撮ってくれと頼まれるが…。

今はちょっと、ついてないだけ
伊吹 有喜 光文社 売り上げランキング: 109,772

JUGEMテーマ:最近読んだ本



負け組からの敗者復活


退職においやられたテレビマン宮川、技術はあるのに接客が苦手で伸び悩む美容部員、瀬戸、崖っぷち芸人の会田など、世の中からみたら「負け組」と呼ばれる人々と立花が関わることで彼らの敗者復活がはじまります。

この、負け組たちの描き方が一筋縄ではなく、宮川なんて読んでいて最初は失礼なことばっかり言う、調子の良い奴だと思っていたら、意外にも母親思いの一面があったり、立花も過去の自分を嫌うあまり、頑なすぎるところがあったり、嫌な部分も、そうでない部分も同じように描かれているのに、読んでいて共感します。

そうなんだよね、人って誰かにやさしくても、他の人には嫌がられたり、いろんな面をもっているのだもの。

新しい働き方


物語の中、立花は自分が住むシェアハウスで、転がり込んできた宮川と写真の仕事を始めます。ただ、それだけじゃ食べられないから、バイトをしつつ、細々と続けるのですが、途中からシェアハウスの住人・瀬戸にメイクを依頼したりすることで、付加価値がついて、そこから仕事の幅が広がっていくんです。

いろんなものを失ってしまったけれど、それでも若い頃のように「夢をかなえる」いうより、やりたいことをやっていく、それで食えなかったら、他で補填する。
一つの仕事をずっと続けるのも大事ですが、たとえそこからはみ出してしまっても、いくらでもやりようはある。

要は、自分が納得するかどうかなんですね。


作中で、婚活の写真を立花に撮ってもらった女性が、相手に裏切られ、滞在先のホテルで現地の男性を買うことになるの話があります。

最初は、そんな関係は虚しいだけだからやめたほうがよいのに、と、思ったのですが、最後まで読んだら「自分が納得してればいいのかもしれない。」と、思うようになりました。個人的には賛成できないけど。


レビューポータル「MONO-PORTAL」

2016.12.24 Saturday

おいしいフレンチミステリ、復活。『マカロンはマカロン』近藤史恵

ようやく、待ちに待ったビストロパ・マルシリーズの続編『マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)

ミステリーというには、あまりにもやさしく、暖かい物語の数々。どの物語も、テーマとなる料理があり、そのどれもが美味しそう。料理を味わうように、物語を楽しめます。

装丁も、フランス料理のメニュー風に、フランス語と日本語で書かれています。

マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)
近藤 史恵 東京創元社 売り上げランキング: 3,916


以下、気になったものの感想を。

マカロンはマカロン


三舟シェフは、偶然再会したシェフ仲間の先輩、羽田野さんから、一緒に店に来たパティシエールの岸辺さんがあるお菓子とメッセージ「マカロンはマカロン」を残して姿を消したことに相談を受ける。

店に来た時、彼女のメイクや香水を注意したからではないかと(香りに敏感な料理人はメイクも香水もしないため)、羽田野さんは心配するが、それに対する三舟シェフの答えは…

日本でマカロンというと、色鮮やかなかわいいお菓子ですが、本番フランスでは、地味な色合いや、形も様々なバリエーションのマカロンがあるそうです。
日本で出回るマカロンは、マカロン・パリジャンという一種類なのだとか。


色鮮やかなマカロンばかりがもてはやされる。それを、若く女性が着飾った状態になぞらえて示す三舟シェフ。

料理界もですが、世の中まだまだ男性上位な世の中ですし、若くてきれいな女以外は女ではないと感じることも多いですから。

タルタルステーキの罠


牛の生肉を使ったタルタルステーキ。特に妊婦には寄生虫トキソプラズマの感染の可能性があるため、細心の注意が必要なメニュー。ある時、「タルタルステーキをメニューに載せて欲しい。」という風変わりな予約が入る。やがて現れた女性客2人は、タルタルステーキを注文するが、姑と思われる女性が、妊婦にタルタルステーキの一部を連れの妊婦に分け与えてしまい…。

せっかくの料理が、何らかの陰謀に使われたのでは、と落ち込む高築くんでしたが、一ヶ月後、予約した女性が一人で現れてタルタルステーキの真相を語ります。三舟シェフの「人が憎まれるなら、タルタルステーキが憎まれた方がいい。」というセリフがいいです。

三舟シェフは、単に料理をつくるだけでなく、お客さんに最高のかたちで提供し、喜んでもらえることを心情としているのですね。だから、ビストロ・パ・マルは居心地のいい空間なのでしょう。ああ、パ・マルに行ってみたい…(;´Д`)


ヴィンテージワインと友情


ビストロ パ・マルに若いグループが来店し、次の予約の際に、ワインの持ち込みを依頼される。やがて、グループのひとりの女性が高級なワインを持って現れる。その女性・嗣麻子の家は裕福らしく、ワインも家のものを持ってきたという。

それを快く思わない遙香という女性は嗣麻子を嫌い、彼女のワインの持ち込みを非難するが、実は…。

友情は難しいものです。聞き心地の良い言葉だけを言っていても、裏では相手を蔑んでいる友人と、嫌なことは嫌だとはっきりという友人。そのどちらを選ぶのは自分次第。

レストランではワインの持ち込み料金をを抜栓料というのだとか。こんなシステムがあったこと、初めて知りました。けれども持ち込みワインはつい飲みすぎてしまうらしいので、ご用心を。

タルト・タタンの夢 〈ビストロ・パ・マル〉 (創元推理文庫)
東京創元社 (2014-05-16)売り上げランキング: 4,549


ヴァン・ショーをあなたに (創元推理文庫)
近藤 史恵 東京創元社 売り上げランキング: 57,561


ビストロ パ・マルシリーズ


「タルト・タタンの夢」→
「ヴァン・ショーをあなたに」→

レビューポータル「MONO-PORTAL」

2016.07.30 Saturday

『“世界一"のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!』新津 春子

羽田空港の清掃スタッフとしてはたらくカリスマ清掃員・新津春子さんによる掃除本『“世界一"のカリスマ清掃員が教える 掃除は「ついで」にやりなさい!』を読みました。プロの清掃テクニックを家庭でも簡単にできるように紹介した本です。勉強になるし、なにより掃除が楽しくなります。

目からうろこの「湿り拭き」


この本で、一番おどろいたのは、「湿り拭き」と「家庭の汚れはタオル1枚で十分対応できる」ということ。よっぽど、汚れがこびりついている場合は別でしょうが、基本はタオル一枚を上手に使えば十分なのですって。

特に「湿り拭き」は、湿った雑巾と、乾いた雑巾を一緒に絞ることで、水分が調整できて、窓拭きの時に跡が残らないんだそうです。二度拭きの手間も無いので、掃除が簡単になりました。


掃除用具へのやさしさ


私が掃除でいつも困るのが、掃除が終わった後の用具。ぞうきんなどは洗って干せばいいのですが、ゴム手袋やブラシなどはついつい、なおざりになりがちでした。

ゴム手袋も、裏表をきちんと洗剤で洗い、干しておくのだそうです。確かにこうしておけば長持ちするし、匂いもなくなって安心ですね。

新津さんは「掃除道具も調理器具と同じように」とおっしゃっていて、なるほどなー、と、こちらも目からうろこでした。確かに、調理器具は毎回使ったら洗って片付けるのに、掃除用具っていい加減になりがちだものな。

この本を読んでから、掃除用具もきちんとケアをするようにしています。そのほうが気持ちよく掃除ができますしね。ペットボトルを切って作ったスポンジの水切りも、愛用してます。(すごい便利!)


“世界一
新津 春子 主婦と生活社 売り上げランキング: 477


清掃はやさしさ: 世界一清潔な空港を支える職人の生き様
新津 春子 ポプラ社 売り上げランキング: 12,797


●あわせて使うと便利
新津さんの掃除テクニックに、あさイチスーパー主婦ザ・ワールドのイヴォンヌブレンド洗剤を使えば、家の中がピカピカに!
あさイチの『スーパー主婦ワールド』で紹介されたイヴォンヌブレンド洗剤が超便利!
レビューポータル「MONO-PORTAL」

2016.07.17 Sunday

無性に翻訳本が読みたくなる。『翻訳百景』 越前 敏弥

BSの『久米書店』で紹介されていて、気になっていた一冊。私はこれまで、あまり海外の本を読んでなかったのですが『翻訳百景』を読んだら、無性に翻訳本が読みたくなりました。
『翻訳百景』は、小説の翻訳を手がける文芸翻訳家である越前さんが、実際に翻訳を手がけた洋書の翻訳裏話を実例を踏まえつつ書かれています。

翻訳、というと、難しくと思われるかもしれませんが、越前さんの文章がとてもおもしろく、洋書の楽しさ、翻訳業の楽しさ(苦しさ)にぐいぐいと引きこまれていきました。

翻訳百景 (角川新書)
翻訳百景 (角川新書)
posted with amazlet at 16.07.15
越前 敏弥 KADOKAWA/角川書店 (2016-02-10)売り上げランキング: 18,724



ダ・ヴィンチ・コードと翻訳裏話


翻訳と一口にいっても、通訳や映画字幕、それに小説の翻訳、これらはまったく違ったノウハウが必要なのだそうです。越前さんは、小説の翻訳家として、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの翻訳を手がけられています。『ダ・ヴィンチ・コード』では、馴染みのないキリスト教関連の単語をいかに日本語に(作品のイメージを崩さず)置き換えていくかが大変だったのだとか。

実際に手がけられた『思い出のマーニー』などの文章を引用しつつ、どのように英語の文章を日本語に置き換えていくかが書かれています。

それはなんだか、英文の世界を冒険して、自分の表現を探していく、ダンジョンのようなワクワク感があるのです。

ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻セット
ダン ブラウン 角川書店 売り上げランキング: 139,796



翻訳者の個性


実は、翻訳本は翻訳者によって差があります。たとえばO・ヘンリの小説の翻訳に『魔女のパン』と『善女のパン』という、反対の意味の、同じ話があります

でも、読んでみると、どちらのタイトルにも「ああ、なるほど。」と思ってしまうのです。翻訳者によって表現が全く違うので、読み比べてみると面白いです。

O・ヘンリー ニューヨーク小説集 (ちくま文庫)
O・ヘンリー 筑摩書房 売り上げランキング: 342,190


こうした翻訳者のワザを意識しつつ、翻訳本を読めば、物語がより深く楽しめるかもしれませんね。

翻訳関連のはなし
「O・ヘンリー ニューヨーク小説集」
おかゆにハチミツ?昔の児童文学の食べ物翻訳がおかしい。

JUGEMテーマ:オススメの本



レビューポータル「MONO-PORTAL」

2015.11.15 Sunday

心地よく酔える物語。「BAR追分」 伊吹 有喜

また、すてきな話を読んでしまった。伊吹有喜さんの書く物語は、本当にはずれがない。読んでいて楽しくなる。まるでBAR追分のお酒のように、心地よく酔わせてくれるのです。

「BAR追分」あらすじ


新宿三丁目の交差点付近、昔は追分と呼ばれた場所の、裏路地は「ねこみち横丁」と呼ばれ、種々雑多な店がひしめいている。そんな、ねこみち横丁のどん詰まりには「BAR追分」という一件のバーがあった。

猫のデヴィに導かれるように、ねこみち横丁を進み、BAR追分にたどり着く。「追分」とは、分かれ道のこと。人生の行く道に迷う人々が「BAR追分」を訪れ、新たな道を選んでいく。

脚本家志望の青年・宇藤はねこみち横丁のホームページ製作をきっかけに、ねこみち横丁の管理人としてこの横丁に住むことになった。BAR追分は昼はバール(食堂)で夜はバーという変わったお店。宇堂はBAR追分に訪れる人のさまざまな人生を垣間見るようになる。

BAR追分 (ハルキ文庫 い 20-1)
伊吹 有喜 角川春樹事務所 売り上げランキング: 40,913


ねこみち横丁に住みたい


まず「BAR追分」を読んでおもったのは、この横丁に住みたいってことでした。バーには猫、個性的な横丁のおっちゃんたち、住人専用の秘密の銭湯、バールの店長・桃ちゃんの美味しそうなまかない、そして、夜のバーでのおいしいお酒と、謎の美女・BAR追分オーナー…。

ああ、こんな横丁、実際にあるのだろうか、今度新宿へ行ったら探してみようか。でもきっと、猫のデヴィが気に入った相手でないと、辿りつけない、そんな気がします。

伊吹有喜さんの作品は本当に好きだ〜(*´∀`*)。読むと幸せな心地になる。「BAR追分」、ぜひ続編をお願いします。だって横丁のメンバーたちやバーテンダーの田辺さんや、BAR追分オーナーのこととか、もっともっと知りたいし、読みたいんだもの。

伊吹有喜作品感想


「ミッドナイト・バス」
「なでし子物語」
「四十九日のレシピ」
「風待ちのひと」
BAR追分シリーズ『オムライス日和』


JUGEMテーマ:オススメの本

レビューポータル「MONO-PORTAL」

2015.11.12 Thursday

「明日の子供たち」から、「施設で育った子どもの自立支援」を読む。

有川浩さんの「明日の子供たち」を読むまでは、児童福祉施設がどんなところかなんて、全く知りませんでした。唯一、児童養護施設で知っている知識は、ジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」と「続あしながおじさん」くらいです。

あしながおじさん」の中で、主人公ジュディは親切な評議員(あしながおじさん)によって、大学へ進むことができました。

けれど、ジュディのように、運に恵まれなかった場合、一定の年齢に達すると、施設を出なければなりません。これは何も、100年前のアメリカの話ではなく、現代の児童養護施設施設でも、同じ条件なのだそうです。


「明日の子供たち」を読んでから


「明日の子供たち」で、それのことを読んで驚きました。現在の日本でも、高校進学しない場合は中卒で、高校進学後も、高校卒業時点で子供たちはそのまま、施設を卒業することになります。

「施設で育った子どもの自立支援」は、施設を去ってからの子供たちの告白と、児童養護施設、自立支援の関係者による文章で構成されてていて、初心者でも読みやすいです。

それにしても、子供たちの告白には衝撃を受けました。社会に出ても生活苦のため犯罪に走ったり、風俗で働かざるを得なくなったり、パートナーから暴力を振るわれたりと、悲惨なことも書いてありました。

施設で育った子は、決して「かわいそう」ではないのだけれど、ハンデはある。相談できる大人がいない社会にいきなり出て行くことは、リスクを伴うこともあるのですね。そういうことも、初めて知りました。

この本では、施設で育った子供たちのアフターケアについても書かれています。「アフターケア相談所ゆずりは」では、児童養護施設を退所した人向けの相談、ケアを行っているそうです。


子どもの未来をあきらめない 施設で育った子どもの自立支援
高橋 亜美 早川 悟司 大森 信也 明石書店 (2015-07-01)売り上げランキング: 93,114



有川浩さんの作品のすごさは、作品そのものにもあるのですが、読者がその物語の背景を知りたいと強く思うこともあるのじゃないでしょうか。有川浩さんの本を読むと、巻末にある関連書籍を読んで、その世界のことをもっと知りたくなるんです。

明日の子供たち 感想→

明日の子供たち
明日の子供たち
posted with amazlet at 15.11.05
有川 浩 幻冬舎 売り上げランキング: 12,640


JUGEMテーマ:オススメの本

レビューポータル「MONO-PORTAL」


Calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

オススメ

おすすめ記事

Powered by 複眼RSS

おすすめ

ポイントでお小遣い稼ぎ|ポイントタウン

お買い得

モッピー

☆ ★ ☆ お小遣いサイト モッピー ☆ ★ ☆ 

累計500万人が利用しているポイントサイト!

★タダでお小遣いが貯められるコンテンツが充実★
貯めたポイントはAmazonギフトやiTunesギフト、
Webmoney、現金等に交換できちゃう♪

なんと、モッピーを通じて
\月間50万円以上/ 獲得している方も♪


▼ 簡単1分 無料会員登録はこちらから ▼
モッピー!お金がたまるポイントサイト


登録が完了したら、メールが届くよ!
メール内記載のURLにアクセスしてみよう♪

あなたにオススメの広告が表示されるよ!
表示されただけでなんと、10ポイントGET♪

他にもアプリダウンロードや無料会員登録をするだけで
どんどんポイントが貯まっちゃいます!!

さらにあなたのタイプに合わせてお小遣いを貯めよう♪

▼▼▼ 遊びながらで貯めたい方必見 ▼▼▼

\完全無料/毎日見るだけ♪遊ぶだけ♪
PCでもスマートフォンでも参加OK!
タダでお小遣いが貯められるコンテンツが充実!

▼▼▼ ショッピングで貯めたい方必見 ▼▼▼

\ショッピングページがリニューアルOPEN/

ネットショッピングするだけでポイント貯まる♪
最大50%OFF!人気のショップも充実!
今だけ限定キャンペーンも実施中★

▼▼▼ ゲーム課金で貯めたい方必見 ▼▼▼

モッピー経由でアプリを起動して
普段通り課金するだけで課金額の5%を還元!
お気に入りのゲームで楽しみながらポイントを貯めよう!

▼ 簡単1分 無料会員登録はこちらから ▼
モッピー!お金がたまるポイントサイト


★★ 貯めたポイントを交換しよう ★★

モッピーは1P=1円であらゆる交換先に対応!

貯めたポイントは
現金や電子マネー、ギフト券に交換できちゃうよ♪

【現金】
全ての金融機関を取り扱っています!

【電子マネー】
nanacoポイント、楽天Edy、WebMoney、WAONポイント

【ギフト券】
iTunesギフトコード、Amazonギフト券、Vプリカなどなど


▼ さあ!今すぐお小遣い貯めちゃおう ▼
モッピー!お金がたまるポイントサイト

Archive

Recommend

Recommend

Selected Entry

Comment

  • [ハッカ油活用法]ベビーパウダー+ハッカ油
    日月
  • [ハッカ油活用法]ベビーパウダー+ハッカ油
    牛くんの母
  • 活版印刷がつなぐ物語『活版印刷三日月堂 海からの手紙 』
    日月
  • 『アンマーとぼくら』有川浩
    日月
  • 活版印刷がつなぐ物語『活版印刷三日月堂 海からの手紙 』
    苗坊
  • 『アンマーとぼくら』有川浩
    苗坊
  • [映画]この世界の片隅に
    latifa
  • [映画]海街Diary
    shiro
  • 好奇心は時に諸刃の剣という話。
    日月
  • 好奇心は時に諸刃の剣という話。
    あひる

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM