2012.03.16 Friday

「大震災の後で人生について語るということ」 橘 玲

橘玲さんの「大震災の後で人生について語るということ」を読みました。何の前知識もなく読み始めたため、最初は震災復興関連の本だと思っていたのですが、がっつり経済本でした。

英語で「ありえないこと、起こりえないこと」を「ブラック・スワン」といい、震災というブラックスワンに襲われた日本の今後について語られています。
今までの日本で通用してきた不動の神話「不動産、会社、年金、円」が通用しなくなることを認識し、自分の資産を守り育てるためには、会社や社会に頼らず「自分のアタマで」判断していかなければならない時代にきているのです。

「不動産神話」では、今まで「常識」とされてきたマイホームの所有についても言及しています。マイホームそのものを資産としてみるなら、所有資産のほぼすべてが不動産ひとつになってしまうというのは、分散投資がなされていないという、危うい状態とも言えるのです。
おまけにそのマイホームが災害等で破損してしまってもローンをそのまま払い続けるということも…(^^;)

不動産を所有するのは、「年をとれば家が借りられなくなる」のもひとつの原因ですが、橘さんはこれから高齢化社会が進めば不動産業者も選り好みをしている場合ではなくなると書いていました。確かに!(゚д゚)!

これからの時代、今までの常識に固執していては乗り切ってはいけないのでしょうね。
もっともっと勉強していかなければ…。

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2012.01.25 Wednesday

「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」 ちきりん

ちきりんさんの「ゆるく考えよう」は、視点を変えて考えれば、仕事、お金、将来など、不安と困難だらけの現状も、こんなにもラクになるのだ、と気づかせてくれます。

「ゆるく考える」というのは、現状をきちんと把握した上で導き出されるひとつの答えであって、「怠ける」のとはまったく違う考え方なのです。

・目標は低く持ちましょう!


出だしからこれです。(^▽^;)>゛日本人は今まで高い目標を掲げて、それを実現してきたけれど、最近無理がでてきている。だったら期待値を下げちゃえばラクじゃない?という考え方。
確かに、人口の多い中国などが台頭してきている現在、いつまでも「世界2位の経済大国」ですがりつくのは難しいですが、ちょっと目標をさげてしまえば、精神的にラクになりますよね。
これでもう、ワールドビジネスサテライト(テレビ東京の経済番組)で「アジア勢の台頭に日本経済ピンチ!」みたいな特集を見ても、安心していられます。

社会だけじゃなく、個人でも自分の現状を把握して「できること、できないこと」をはやめに見切って目標を修正すれば、ラクになれるはずです。


・日本はアジアのイタリアに


実は私もそう思っていたのです。独特の文化(アニメ・漫画・伝統工芸)と独自の技術、美味しい食べ物さえあれば、そんなに頑張んなくても何とかやっていける、これからの日本にはもっと「イタリアっぽさ」が必要なんじゃないかと。だってイタリアって経済危機に陥っても、傍目から見ると幸せそうなんですもん。


・多数派が正しい?


私自身どちらかというと「少数派」の方なので、いつも世間に対して肩身の狭い思いをしていました。
でも、ちきりんさんの投げかけた言葉で、胸がスカっとしました。
世の中の大半が働いていなかったら、働きますか?
確かにそうだ!自分自身で選んで生きてきたのに、ただ、大多数の「世間」の意見に合わせられなくて悩むことはないんですよ。うん。

「ゆるく考えよう」というと、真面目な方々からは「怠惰だ」と誤解を受けそうですが、困難な現状を冷静に分析できてこそ「ゆるく考える」できるのだと思います。そこが「現実逃避の怠け」とは決定的に違うところだと思います。

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2011.11.09 Wednesday

「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」 木村 尚義

「ずるい考え方」というよりは、「目からウロコの発想法」です。
ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」は論理よりも、最短距離で答えに到達するための発想法(ラテラル・シンキング)。

目的のためには、「常識」を選ばない。


そのためには、私達が普段思っている「常識」をぶち破ることが重要なのだそうです。
この本にはそのラテラルシンキングの例題がいくつか載っているのですが、どの答えも、「その手があったか!」と感心する答えばかりです。

「13個のオレンジを3人の子供に公平に分けるには」→ジュースにする
「計算時間がかかる自動改札機」→自動改札機自体を長くする

確かにジュースにすれば甘い・すっぱいなど個々のオレンジを分けた時の不公平はなくなるし、自動改札機自体を長くすれば、処理速度を上げるためのコストもかからず、客にもあまり負担にならない。

こうした「最短距離」で目的を達する発想法は、偉人たち(フォード、松下幸之助、スティーブ・ジョブズなど)もその達人だったそうです。でも、日本人は感覚的に「ずるい考え方」を嫌う傾向にあるとか。(^^;)けれど「ずるい考え方」は、人を陥れるものではなく、むしろ「無いものに価値を見出す」といった、今の時代に必要な考え方であるといえるでしょう。

もう、なんでもかんでもハード(建物)を立てればいい時代から、知恵を出しあって困難を載り切らなければならない時代にきているのですから。

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ラテラル・シンキングを実践するには


そんなラテラル・シンキング能力を得るにはどうしたらよいか、実践法や問題も掲載されています。

アイデアメモをとる
・物の使い道を30通り考えてみる
・偶然の発見を見逃さない→常に物をよく観察する

「ずるい」考え方を会得するには、あんがい地道な努力が必要なのかもしれません。

ラテラルシンキングの問題集 「『ずるい思考術』 練習帳」→

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おなじく「ずるい(?)」ルールづくりの本。ずるさというより、交渉力ということ。
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2011.03.10 Thursday

「ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」 青木 高夫

ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか」を読みました。Rokoさんのブログで紹介されていて気になっていたんです。

スキーのジャンプや水泳、柔道など、日本人が表彰台に立つたびにルールが改正されていく。
そのたびに「欧米はずるい!なぜ都合のよいルールをつくって、それを押しつけられないといけないのか(# ゚Д゚)」と思っていました。

でも、それには理由があったのです。
・日本人は、ルールを尊守し、その中で正々堂々と戦う美学(プリンシプル)があり、そこから外れた行為に対して不快感を抱く。
・欧米ではルールを創りだすのも戦いの一部で、ルールつくりに参加する土壌をもっている。

特に印象的だったのは「欧米ではルール作りも戦いの一部」と認識していることです。

この本を読むまでこんな考え方があるなんで思いもよらなかった。確かに日本人はルールは上の人たち(政治家とか)が勝手につくりあげて、下々は従うか、不平をいうかしかないのかと思ってましたから。それと、興味深かったのはルール改正の「その後」を追って、本当にルール改正によって日本は不利益を得たのかを検証しています。

スポーツでもビジネスでも、「負け組」が努力によって巻き返したり、ルール改正で有利にたった「勝ち組」でも努力を怠って衰退していく例がとりあげられています。
日本は制約の工夫が得意なので、こういったルール改正によって逆に業績をあげる場合もあるのだとか。

ルールとは、
・不利益、不都合が生じる場合は変更してもよい。
・ただし、ルール改正する場合、達成すべき目的を明確にしておく必要がある。

制約の中で工夫することも大事だけれど、しんどかったらルールを変えてもいい(ただしそれにも努力が必要)という考え方は今までにない考え方でした。それを知れただけでも、この本を読んでよかったです。


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こちらもおすすめ。「ずるい考え方」は、常識に囚われない発送で最善の策を導き出すというもの。
そうとうな「ズルさ」が必要となります。
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JUGEMテーマ:ビジネス
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2011.03.02 Wednesday

「「自分」から自由になる沈黙入門」 小池龍之介

もう、怒らない」から小池龍之介さんの著書にハマっています。日常のイライラやストレスから自由になるためのノウハウを仏道(仏教ではない)の教えを通して、やさしくやわらかく書かれています。

自分のことばかりしゃべってしまったり、人やモノに対して上から目線で否定してみたり、不幸自慢をしてみたり。それらはすべて「自分」を守り、自分をよくみせようとする行動なのです。

人は無意識のうちにも様々な方法で「自分」を守り、アピールをしています。それが高じると「あなたの為だから」と相手を無理やり変えようとしたり、自分の話ばかりをして相手を不快にしたり、自分自身も欲が蓄積して心身にも影響がでてしまいます。

「自分」から自由になる沈黙入門では他人や本人の「自分」との対処法を教えてくれています。

困った人には「お嬢様ことば」でやんわりと


自分のことばかりしゃべる困った人には、お嬢様ことば「さようでございますか」と相槌をうつと話の腰をスムーズに折ることができ、不快感を与えないそうです。お嬢様ことばが気恥ずかし場合は「さようでございますか」、「そうなんですか」を疑問形にするといいのだとか。

「自分」が濃くなりすぎて、他人に対する怒ることへの対処法も。

これは「もう、怒らない」でも書かれていたのですが、自分の感情を「自分は今、怒っている」と第三者的に冷静に分析する、他人の言葉へ傷つきそうになったら「これはただの言葉」と念じる。

他人から発せられた言葉は、ただの音にすぎなくて、それをどう料理するかは私たちの精神システム(不幸に考えがちの)の問題なので、そうやって最初の段階に戻すことで不幸や怒りのシステムを制御することができるのだそうです。

わたしも怒りっぽいく、他人の言葉に傷つきやすいので、そのたびに「これはただの言葉だ。」と念じるようにしています。そうするとちょっとラクになります。

「自分」から自由になる沈黙入門
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不幸自慢は、蜜の味


名作ファンタジー「十二国記」。登場人物の鈴は不幸自慢ばかりして、自分を変えようとはしませんでした。けれど大切な人を亡くすことによって、そんな「不幸の中の幸福」を感じていた自分に気がつきます。

同じく登場人物の祥瓊も「わたしは不幸だと思うことって、私は幸福だと思うのと同じくらい、気持ちいいことなのかもしれない。」と語っています。

作者の小野不由美さんは大学で仏教を学んでおられたので、こうした仏道的な思想を物語に取り入れていったのかなと、ふと思いました。

風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
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2011.02.21 Monday

「整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣」 小山 龍介

毎回わかりやすい内容で生活やビジネスの向上についてのノウハウを伝授してくれる「HACKS!シリーズ」、今回は「整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣」を読みました。

1分でスッキリするとあるように、ちょっとした工夫で仕事の効率化を図れるHACKがたくさん紹介されています。ビジネスだけでなく、生活スタイルでも活用できるノウハウも。仕事や生活の効率化のために必要なのは「乱雑さをなくす」こと。

目の前の仕事や動作に集中するためには、環境を整えることが重要なのだとか。

たくさんのHACKSの中で、私が気になって実践しているのはこちら↓

・小物を透明ポーチにいれて整理


これは便利なHACKでした。著者は女性の化粧ポーチからヒントを得たと書いていましたが、市販の化粧ポーチって結構かさばるんです。だから100円ショップで売っている透明ポーチを利用したらかばんの中がスッキリしました。

「仕事の時に机においておくもの」、「化粧品とハンカチ(洗面所セット)」、「花粉症対策グッズ」、「携帯関連・iPod」など、用途に合わせて小分けにしておけば、必要に応じてかばんの中にこれらのポーチを入れるだけですみます。

・仕事が終わったら机の上とデスクトップをきれいにして帰る。


当たり前のことかもしれませんが、余裕が無いとなかなかできないことです。(^^;)
その日の作業を整頓して一回リセットし、次の日すぐに作業にかかることができます。


・100円ノート1冊に情報収集する


ここで重要なのは「日付をきちんとつける」こと。情報を書き込んだら必ず日付をつけることで整理・検索が行えます。表紙にはノートの使い始めの日付を入れておけば、時系列での管理ができます。


・創造性を高めるためのToDoリストの作り方


ToDoリストは「やらなければならないことを忘れない」ために書き出すものですが、それを更に発展させて「今日やらなければならないこと」だけを書きだして、それ以外を一旦忘れて取り組むことで、今やるべき作業に集中するのです。

ただ、すべて書かないと忘れてしまうこともあるので、わたしは無印のチェックリストを利用して、チェックボックスに今日やらなければならないことを黒く塗りつぶし、今日じゃないけれど近々やるものを半分塗りつぶすようにしています。

「整理HACKS!」のなかには仕事以外でも使える「二次会に参加しなくてすむテクニック」、「着る服に迷わない」なんてのもあります。

やさしい家計の本 「会計HACKS!」!


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JUGEMテーマ:自己実現

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2011.01.18 Tuesday

なぜ人は怒ってしまうのか?「もう、怒らない」小池 龍之介

 「考えない練習」で有名な小池龍之介 さんの著書「もう、怒らない」を読みました。

人はなぜ、いけないことだとわかっていても、怒ってしまうのでしょう。私も以前、職場の人間にイライラしていました。
その人は連絡なしで仕様を変更して他人に迷惑をかけたり、勝手に本を借りていったり、でも仕事はできたので上司に気に入られ、常に自分のペースで仕事をすすめていました。

自分でも、気にしない方がいい、ということはわかっているのですが、どうしても怒りを納めることができず、結局胃にポリープをつくるハメに…

その職場を去ってから冷静になってみて「どうして自分は怒りを抑えることができなかったのか?」、「怒りがずっと継続してしまうのはなぜなのか?」と考えるようになりました。

もう、怒らない」には人がなぜ、怒ってしまうのかという心のメカニズムを、仏教の教えと心理学を用いて簡単に解説してくれています。

人が怒り、怒りを持続させてしまうのは、怒ることでいっときストレスや苦痛から開放されるような快感を感じるからなのだそうです。しかし、その時はよくても怒りで発生する不快物質によって徐々に体を傷つけられてゆきます。まさに私がそうでした(^^;)

「怒り」を治める方法


そんな「怒り」から自らを解放する方法として、様々な方法が紹介されています。
・今現在の事に集中する
・怒りの感情をかぎかっこ(『』)でくくってみる。→冷静に自分の感情をみることが
できる
・「嫌な言葉も所詮はただの音」としてとらえる。→怒りをつくるのは、自分の心の編集能力

この他にも。いろいろな方法で怒りを克服する方法を教えてくれています。
怒りの感情は油に火がつくのと同じような速度で急激に燃え上がってしまうので(そうなると消すのが難しい)、日頃から自分の心が今何をしているかを観測することも必要なのだそうです。

それでも日常的に腹の立つこともありますから、そういうときはこの本を開いて、少しずつ怒りを押さえていけたらな、と思います。


もう、怒らない
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「「自分」から自由になれる沈黙入門」→

小池住職が主催するwebサイト『家出空間』→


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2011.01.08 Saturday

ラクをするための努力。 「ラクをしないと成果は出ない」 日垣 隆

ラクをしないと成果は出ない。
じゃあ、ラクをするにはどうしたらいいのだろう。
「ラクをしないと成果は出ない」では、「ラクをするためには努力が必要」であり、実際にラクをするための方法について解説しています。

ラクをするための努力とは「めんどくさいことを後回しにしない」ことにつきると思います。
めんどくさかったり、苦手なことはついつい後回しにしてしまい、結局時間がかかってしまいラクにはならない。ラクとは時間と労力をかけるべきところにかけて、無駄を省くことなのです。

特に印象に残った項目はこちら↓

・メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する。
その他にも「毎日仕事が終わったら机の上をリセットする」というのもありました。きちんと片付けおくことで、探す時間のロスを防ぐというもの。忙しいとついついメールも机の上もためてしまいがちですよね。

三日かかることは一日でやる。
この項目だけ読んだときは「無理(>_<)!」と叫んでしまいましたが、「やるべき最低限のことは何か?」を自覚して行動するということなんですね。納期が急に短くなったとき、細部にこだわりすぎて全体が出来ていない…なんてこと、実際ありましたから。(^^;)


加齢とともに遊び時間を増やしてゆく。
忙しいを言い訳にせずに、映画だったら前売りを買ってしまったり、遊びの約束をとりつけてしまわないと、ズルズルと日々を送ってしまうのだとか。たしかに前売りを買ってしまったほうが安いし、確実に映画を見逃しませんね。後から後悔しても遅いので、時間をやりくりして遊ぶ習慣をつけねば、と思いました。(今も十分遊んでいるという意見はおいておくとして…)



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こう考えれば、うまくいく。
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2010.11.03 Wednesday

「経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ」 池上 彰

「そうだったのか! 池上彰の学べるニュース」で一躍時の人となった池上さん。テレビではもちろんですが、その著作も世の中の分かりにくい事柄をわかりやすく解説してくれます。

経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ」は、具体的に明言はしていませんが、若い女性向けに書かれた経済本です。
図解入りで株式投資や銀行の役割、なぜ不景気になったのか、その原因についてもわかりやすく解説しています。若い女性が興味を持ちやすいように「買い物は経済でどんな働きをしているのか」についても解説されています。自分の気に入ったものを買うことは、その商品をつくった企業を投票することで、それによりいい商品が世の中に出回るようになるんですね。
これは株を買うときも同じで、素人では判断が難しい株は、売買でもうけるというより、優待や配当金を重視し気に入った企業を応援する気持ちで買うといいそうです。

その他、銀行との上手な付き合い方や、お金を借りる時の信用についてなど役に立つ情報がたくさん書かれています。
ペイオフって一千万以上の金額でも8割かえってくるという(2006年時点)のは初めて知りました。まあ、そんなに預金はありませんが…




池上さん関連著書
「伝える力」→
「大人になると、なぜ1年が短くなるのか?」→

2010.10.29 Friday

ぶたさん貯金箱方式。やさしい家計の本 『会計HACKS!!』 小山 龍介 山田 真哉

 「会計HACKS!」!は「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」「女子大生会計士の事件簿」シリーズの山田真哉氏と、「HACKS!」シリーズの小山龍介氏による、「会計の考え方で家計を見直す」という視点で描かれた会計本。

堅苦しくなりがちな会計の世界をわかりやすい言葉に置き換えて説明してくれるので、数字オンチの私でも読みやすかったです。

なかでも面白かったのがユニークな会計用語。

ラテマネーって何?


「ラテマネー」とはついつい日常で使ってしまう少額の無駄遣いのこと。何気なく飲んでいるスタバのラテ代も、年間を通すとけっこうな金額になるのだそうで。そういった日々のちょっとした支出を年間で算出して見える化するのが大事なのだとか。

ただ、「15分あれば喫茶店に入りなさい。」なんて本もあるので、仕事を進めたいときは必要経費としてわりきってもいいかもしれません。


ブタさん貯金箱方式と残高家計簿


こどもの頃、ブタの貯金箱にお金がたまるのが実際に目に見えるとうれしかったですよね。それを利用して「資産の見える家計簿」を提案しています。

家計簿というのは「どれだけお金を使ったか」を詳細に把握するものですが、HACKが提唱する家計簿は、「今現在、残金がいくらあるか」だけを記入します。これだと思いついたときに記入して、前回との比較をするだけでよいのだとか。

その他、四季報の読み方についても書かれているので、家計というよりは資産管理に役立ちそうな知識です。ちょっと難しい部分もありますが、なにより簡単なのできっちり家計簿をつけられないズボラな私にはぴったりの家計の本でした。

「整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣」→

会計HACKS!
会計HACKS!
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