「旅のグ」 グレゴリ青山

2009.05.04 Monday

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    グレゴリ青山さんのデビュー作「旅のグ」。
    雑誌「旅行人」に掲載されていたバックパッカーの実体験マンガです。グレゴリさんは、二十歳のときに中国を旅してから、アルバイトでお金をためてはアジアへ長い旅にでるようになったのだそうです。
    ひとりの旅はどこに行くのも自由、時間をどんなふうに使っても自由。
    「自由で不良なこと」を楽しむグレゴリさん。
    とはいっても昼間からひとりでビールをのむくらいの「不良」レベルですが。

    若い時って体力だけはあるから、結構ながい旅行も平気なんですよね。若いころ、青春18キップで京都から東京についてから、もったいなくてそのまま18キップをつかってあそびにいった人がいましたっけ。

    現地の人たちが日本人をめずらしがってよくしてくれた話や、ベトナムで映画「愛人(ラマン)」ごっこをして話など、旅の面白エピソード満載です。

    けれど旅の楽しい話だけじゃなく、日本人旅行者の○春(ムカつくので伏せ字)の現状や、女の一人旅で危険な目にあいそうになったことなども描いてくれています。ひとり旅は自由で気楽だけれど、だからこそ注意も必要なんですよね。

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    ●グレゴリ青山さんの作品
    「旅のうねうね」→
    「ひみつのグ印観光公司→
    「もっさい中学生」→
    「ブンブン堂のグレちゃん」→
    「グ印関西めぐり(濃口)」→
    「ナマの京都」、「しぶちん京都」→
    「旅のグ」→
    「旅であいましょう。大人の週末バックパック」→
    「田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円」→
    「グ印亜細亜商会」→

    JUGEMテーマ:バックパッカー

    レビューポータル「MONO-PORTAL」

    「東京プチ・トラベル―外国気分のおさんぽ絵日記」

    2009.04.06 Monday

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      東京の観光本といえば浅草やお台場、六本木などがよくのっていますが、実は、ふつうの街もけっこう面白いのです。
      東京プチ・トラベル―外国気分のおさんぽ絵日記」では遠くの国を旅するような気分になれる街を紹介しています。

      レトロな雰囲気を残す街、本郷、神保町は古い建物やレトロな喫茶店があり、古本を冷やかしながら歩きたい街。

      神楽坂は路地と坂の街。
      一歩路地を入ると日本情緒たっぷりの料亭からフランスのカフェまでそろう。ここは路地を迷子になりながら進むことをお勧めします。

      東京に住んでいる方も、東京を観光で訪れるひとにもおすすめ、ちょっと違った視点で歩く東京の街は、いろいろな発見に出会えるかもしれません。

      表紙のデザインも外国のガイドマップのよう。

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      こちらもおすすめ。
      東京てくてくすたこら散歩

      「グ印関西めぐり(濃口)」 グレゴリ青山

      2008.10.20 Monday

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        ナマの京都、しぶちん京都に続く、グレゴリ青山さんの観光案内。「グ印関西めぐり(濃口)」。
        今回は関西全域を網羅した、そりゃもう「濃ゆい」関西めぐりになっています。

        ●大阪編


        大阪の古本屋でバイトをしていたグレゴリさん。魔境のようなレトロな梅田ビルを探訪したり、
        吉本のNSCで若手芸人さんの熱気にあてられたり、
        箕面というところではサルと紅葉の天ぷら(!)を楽しんだり
        大阪の中の沖縄、大正区で沖縄音楽に触れてみたり。

        大正区というのは四分の一が沖縄出身なんだそうで、
        そういえば昔読んだ児童小説でも両親が沖縄出身の女の子の話があったっけ。

        「知られざる吉本」ではNSCの授業を見学。
        緊張感に包まれていて、お笑いの授業なのに誰も笑うものがいなかったそうです。(((; ゚д゚)))ブルブルそこでインタビューした学生コンビ・ラフ次元にインタビューしたグレゴリさん。本気の若者のキラキラオーラに圧倒されるグレゴリさん。そんなラフ次元のふたりは凸base(デコベース) ~baseよしもとネタ全集2009~ [DVD]の特典映像にのっけてもらえるくらいに成長しています。きっとグレゴリさんもよろこんでいることでしょう…


        ●京都編


        グレゴリさんの出身地京都では観光名所・東映太秦撮影所を紹介するのですが、戦前の映画関係者の名が残る神社や、映画フィルムに見立てた歩道など撮影所より周辺の商店街の方が面白そう。

        ●兵庫・奈良・滋賀・和歌山編


        船好き・横溝正史ファンのグレゴリさん。神戸では船舶画の画伯と親交を結んだり、戦前の横溝正史の小説の舞台を訪ねたり。

        知らなかったのですが、横溝正史って戦前の作品は江戸川乱歩のような猟奇的な作品もあったのだそうです。今度読んでみよう。
        「横溝フィルター」をつけてみた神戸の町は蟲惑的に見えるようです。

        以前和歌山の田舎で暮らしていたグレゴリさん。改めてその地を訪れてみると、いろいろな発見があるようです。ヨガの先生の住んでいる湯浅の町は江戸や昭和にタイムスリップしたような街並みやホーロー看板が現存するレトロファンにはたまらない街らしい。

        他にもいろいろ、関西の濃ゆいスポットが紹介されていますので
        興味のある方はぜひ読んでみてください。

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        「もっさい中学生」→
        「ブンブン堂のグレちゃん」→
        「ナマの京都」、「しぶちん京都」→
        「旅のグ」→
        「旅であいましょう。大人の週末バックパック」→
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        夏休みは都会のホテルで過ごす 「桃源郷の短期滞在客」 O・ヘンリ

        2008.08.18 Monday

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          夏休みは都会のホテルで過ごす。
          といっても現代の話ではありません。
          舞台は今から100年前のニューヨーク。
          最後の一葉」や「賢者のおくりもの」で有名なO・ヘンリーの短編「桃源郷の短期滞在客」の中の物語です。

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          「桃源郷の短期滞在客」あらすじ


          都会のホテルで静かにバカンスを楽しむ妙齢の女性。
          その容姿と立ち振る舞いから、高貴な人物ではないかと宿泊客のうわさになっている。

          ある男性が意を決して彼女に話しかけてみると、実は、彼女には資産があるわけではなく、毎日必死で働いて
          貯めたお金でわずかなバカンスを楽しんでいる「働く女性」だったのでした。
          男は彼女の告白を聞いても動じることなく、彼もまた自分の秘密を打ち明ける…。

          彼女の正体がわかったあと、彼が最後に彼女をコニーアイランドに誘うのですが、コニーアイランドは当時の庶民が手軽に遊べるスポットなんですね。ちょっと背伸びしたバカンスと肩肘はらないデート。100年前も今も、働く女性の楽しみは変わらないのかもしれません。

          夏になると、読み返してみたくなる物語です。

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          O・ヘンリ小説の時代背景


          1900年台初頭のニューヨークでは、セレブたちの夏の避暑も、混雑する避暑地よりも、その頃普及し始めた空調設備の整った、都会のホテルが好まれたようです。誰にも知られない快適な、隠れ家のような場所だったのでしょう。

          また、物語に登場するコニー・アイランドは、ニューヨークにある観光地で当時から庶民向けの娯楽施設でした。初めてのデートにも、気軽に行ける場所だったのでしょう。

          同じくO・ヘンリの短編の中で、ショップガールが男を振った理由が「コニー・アイランドでデートしよう」と言われたからでした。セレブなら、もっといいところに連れて行ってもらえると思ったのでしょうね。

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          夏休みは都会のホテルで過ごす(リアル版)


          日本で「都会の高級ホテル」といえば赤坂の老舗ホテル・ニューオータニでしょうか。館内の庭園には緑も多く、都会の真ん中にありながら静かで、都会の避暑にも向いています。
          いつか、都会の桃源郷の短期滞在、泊まってみたい…






          JUGEMテーマ:夏だ!
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          レビューポータル「MONO-PORTAL」

          「『懐かしの昭和』を食べ歩く」 森 まゆみ

          2008.05.19 Monday

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            著者の森 まゆみさんは地域雑誌・「谷根千」の編集者で作家。東京生まれの作者が書く
            「食べ歩き」は、普通のグルメ本にない暖かさがあります。

            まず、その店のオーナーのお話から始まり
            店の歩んできた歴史や開業当時街の様子などが書かれ、
            ついつい話しに引き込まれているうちに
            店の料理の紹介。森まゆみさんの書かれる文は
            飾りたてていない。だから余計に美味しそうに感じる。

            この本を持って食べ歩き散歩に出たい。

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            旅行気分が味わえる本や音楽

            2007.06.30 Saturday

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              旅に出るには、いい季節になりました(^^)
              でも忙しくてなかなか旅行に行けない人(私も含めて)のために
              旅気分を味わえるサイトや本、音楽を集めてみました。

              [飛行機の旅]
              1.Airline Meals. net(機内食のサイト)


              文字通り機内食ばかり集めたサイト。
              とにかく数が多いっ!見ているだけで飛行機に乗った気分が味わえますし、旅の思い出も甦ります。

              [旅の思い出]
              ヴァージンアトランティックでは日本食もでます。
              一度乗ったときイギリス人CAが「お茶イカガデスカ?」と土瓶を持ってまわっていたのを思い出す。
              そして、ロンドンーエジンバラ間の国内線で出た機内食はソーセージが劇的にまずかった。(>_<)林望先生の名エッセイイギリスはおいしい (文春文庫)のなかでも紹介されていましたが、やはりイギリスのソーセージは日本人の口にあわないようです。


              2.飛行機グッズコレクション
              私の愛する飛行機グッズを集めたコレクション本。
              特に、チケットやステッカー、ラベルなどの「紙モノ」が大好き!
              国を代表するエアラインには、ある意味その国の威信がかかっているので、デザイナーも一流どころを招集するのだそうだ。
              私の好きな50〜60年代のレトロデザインも多く、まさに眼福の2冊。

              エアライングッズコレクション―大空からの贈り物
              エアライングッズコレクション―大空からの贈り物

              素敵なエアライン―デザインで楽しむ空の旅
              素敵なエアライン―デザインで楽しむ空の旅
              月刊エアライン編集部


              [バックパッカー気分を味わうなら]
              旅してみたいけど、バックパッカーになる勇気がない。
              そんな人でもグレゴリ青山さんの旅の本を読むとバックパッカーになった気分が味わえます。ちなみに彼女が愛する船旅は、日本からはロシア、韓国、中国、台湾などへの船が就航しているらしい。船旅、してみたなあ。

              旅で会いましょう。
              旅で会いましょう。
              グレゴリ青山

              ふたたびの旅。―大人の週末バックパック
              ふたたびの旅。―大人の週末バックパック
              グレゴリ青山

              グ印観光
              グ印観光
              グレゴリ青山

              [旅のBGM]
              これらの曲を聴くと旅の気分が味わえます。
              いつか旅先で聴きたいな。

              ♪気流に乗れば あと数時間 ジェット機は走る
              上海 サンフランシスコ ベトナム ミラノ チュニジア
              あなたと2人で あなたと2人で出かけよう 青い地球はてのひら♪

              (by青い地球はてのひら)


              神様の宝石でできた島/島唄
              神様の宝石でできた島/島唄
              THE BOOM, 宮沢和史

              青い地球はてのひら
              青い地球はてのひら
              かの香織

              [追加]
              ↓この巻末に収録された短編「Holiday」はタマちゃんとひなちゃん仲良し女子2人が格安旅行券でハワイに行くお話。
              ぎりぎりまで仕事をこなし、買い物三昧のあと、公園でひと休み。
              短い話だけど、旅のわくわくドキドキ感が伝わってくる作品。
              本編、デイジー・ラックもオススメです。
              毎日がこんなふうにはいかないってわかってるけど
              こんな気持ちを味わうために毎日がんばっているかもしれないね

              デイジー・ラック 1 (1)
              デイジー・ラック 1 (1)

              デイジー・ラックの感想はこちら→

              「ナマの京都」・「しぶちん京都」 グレゴリ青山

              2006.11.11 Saturday

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                京都検定や数々の京都本が発行されるなど、今京都ブームがきているようだけれど、ここでは一風変わった京都本をご紹介。

                グレゴリ青山さんのナマの京都しぶちん京都

                タイトルからして、普通の京都本とは切り口が違います。
                京都育ちのグレゴリ青山さんが見た京都は、観光で行っただけでは想像もつかない「ナマの京都」が描かれています。

                ●老舗でのバイト体験
                2冊の本の中でグレゴリさんは「料亭」と「錦小路の老舗店」にバイト経験を描いてます。
                これがもう、京都人のいけずが「これでもか」と描かれていて怖いやら面白いやら(^^;)
                京都の商売人の笑顔の裏にはこんなものが隠れていたのか…
                ゾッとせずにはいられません。
                京都の料亭では、コースではなくお弁当のお客さんには出がらしのお茶を出したり、老舗店の「まかない」は従業員のより経営者の家族の方がおかずが多かったりするらしい。
                ま、全部の老舗が「いけず」では無いんでしょうけれど。(多分)

                ●しぶちん京都案内
                観光客が京都を楽しもうとすると、どうしても宿や買い物にお金をつかいがちですが、グレゴリさんの観光案内はいかにして安く京都を楽しむかにかかっています。

                外国人向けドミトリー(相部屋)や「歩くだけならタダ」の鴨川散歩コース、穴場の「床」(鴨川に突き出した座敷)、舞妓さんと遭遇できる喫茶店など、普通の観光ではなかなかお目にかかれない京都観光案内。次に京都へご旅行の際は是非ご参考に。


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                懐かしくってたまらない



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                「ブンブン堂のグレちゃん」→
                「グ印関西めぐり(濃口)」→
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                「グ印亜細亜商会」→
                「旅のうねうね」→
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