「白州正子自伝」 白洲 正子

2009.09.08 Tuesday

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    NHKのドラマ白州次郎を見てから、白州次郎、正子さん関連の本を読みたくなりました。

    白州正子自伝」は芸術新潮に連載されていたもので、「自伝」と書いてはありますが、夫・白洲次郎氏や家族の話、青山二郎とのすさまじい交流譚、骨董や旅の話などなど、エッセイのような文章です。

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    伯爵家の令嬢であられた正子さん。どれたけご実家がすごいかというと、家には黒田清輝の絵画(重要文化財級!)がかけられ、別荘には昭和天皇が行幸され、無二の親友は秩父宮妃殿下であらせられるんですよ。

    しかし、やんごとなきお育ちではあるものの「韋駄天お正」と異名をとる、大層なおてんばだったそうで、思い立ったら行動する性格はお年を召されてからも変わらなかったらしい。

    NHKのドラマ「白州次郎」では中谷美紀さんが白洲正子さんを演じていますが、劇中、中谷さんが「ぶっ殺しますよ!」と啖呵をきったのを見て、はたして華族のご令嬢がそんなことを言うのだろうか?と思っていたのですが、この本によると、正子さんは幼少のころから「ブッコロス」とか「バカヤロウ」などのお言葉をお使いになっていたのだそうです。

    ちゃんと原作に忠実だったんですね…。(^^;)

    実は白洲正子さんの文章をちゃんと読むのはこの本が初めてだったのだけれど、文章のなんたるかなんてわからない、素人の私が読んでも読みやすい文章でした。

    余計なものがそぎ落とされている感じがします。

    「白洲正子 TRAVELING DAYS」はドラマで白洲正子を演じた中谷美紀さんが、白洲正子として撮り下ろした写真集。実際に白洲正子が訪れた場所で撮影されています。

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    こちらは「夫」の白洲次郎役、伊勢谷友介さんが次郎をとして撮り下ろした本。

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    ドラマ原案 「白洲次郎 占領を背負った男」→
    NHKドラマ白州次郎 第1回「カントリージェントルマンへの道」→
    NHKドラマ白州次郎 第2回「1945年のクリスマス」→
    NHKドラマ白州次郎 最終回「ラスプーチンの涙」→

    レビューポータル「MONO-PORTAL」

    「ワタシでも着れちゃった!1万円キモノ生活」 たかぎ りょうこ

    2009.08.01 Saturday

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      着物が着れるようになりたい。そんな希望はあるものの、いざ、着つけを習うためにはお金もかかる。
      着つけに詳しい知人にによると、「着つけ体験教室は後で着物を買わされるところが多い。買わないという強い意志がないと無理。」と言われ、二の足を踏んでいました。

      しかし、先日親戚から着物をいただいたこともあり、また着つけへの興味が湧き出していたところ、こんな本が!

      本当に一万円ぽっきりでできるのかは微妙ですが、この本を読んでからノウハウを学んでからまた着つけにチャレンジしてみようかと思います。

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      JUGEMテーマ:着物 きもの


      「レシピ ド シネマ 幸せを運ぶ29のおいしい映画」 川端 麻祐子

      2009.04.12 Sunday

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        読むと映画が見たくなり、料理がつくりたくなります。

        レシピ ド シネマ 幸せを運ぶ29のおいしい映画」は映画好き、料理好きの方は必見の1冊です。

        29の映画に出てくる、印象的な料理のレシピ


        川端さんの文章は自分の身の回りの恋愛体験や自分の感想などをふまえつつ、映画と食事について伝えてくれます。
        時には映画に対し自分の気持ちをハッキリと書く、スパイスがきいた文章は、「ここまで書いていいの?」と思う箇所もありますが、そこが逆に面白く、読んでいて友達と映画談義をしているような気分になります。

        この本には私のあまり知らない映画も、大好きな映画もあって、知らなかった映画には興味がわき、大好きな映画はもう一度見てみたくなりました。

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        「アメリ」のクリーム・ブリュレや、「かもめ食堂」に関係したオリジナルのきのこ料理、「ジョゼと虎と魚たち」のだし巻き卵など、実際に映画に出てきた料理や、映画をイメージして造られた料理など、どれを見てもおいそうでつくってみたくなります。

        とくに「初恋のきた道」で主人公・ディが好きな男性のためにつくったきのこ餃子のレシピがずっと知りたいと思っていたので、時間ができたらつくってみようと思います。

        「初恋のきた道」は、チャン・ツイィーが超絶にかわいい。例のきのこ餃子は村の男の昼飯用につくるものだから、恋する相手が確実に食べるわけじゃない。それでも「なんで食べてくれなかったの?」と理不尽に相手に突っかかる、そんな姿も可愛らしい。




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        JUGEMテーマ:オススメの本


        「ザ・万歩計」 万城目 学

        2009.02.21 Saturday

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          不思議で面白い小説を書く人は、エッセイもやっぱり不思議で面白い。不思議と真実が入り混じったマキメワールド。

          鴨川ホルモー」を書くにあたり、昔から自分の周りに見える「茶きん絞り」の顔を持つ小さなモノたちを小説に登場させたり、モンゴル旅行で出会ったカモシカと会話したことで「鹿男あをによし」の着想を得たらしい。

          普通ではちょっと考えられないできごとですが、マキメさんの文を読んでいると実世界でも「オニ」は存在していて、鹿は話すことができるような気がしてきます。
          それにしても万城目さんが幼少の頃に万博公園で
          出会った巨大怪鳥の正体は一体何だったのでしょうか?
          私はビッグバードのかぶりものという、
          非常に夢のない推理なんですが。

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          「偉大なる、しゅららぼん」→
          「鹿男あをによし」→
          「鴨川ホルモー」→
          「ホルモー六景」→
          「プリンセス・トヨトミ」→
          ・・「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」→
          ザ・万遊記→


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          「笑いの方程式―あのネタはなぜ受けるのか」 井山 弘幸

          2009.02.10 Tuesday

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            「笑いの方程式―あのネタはなぜ受けるのか」「笑い」を学問として研究した本です。
            2007年くらいの発売なので、最近のレッドカーペット芸人さんたちは出ていませんが、M-1は2006のチュートリアルが優勝した「チリンチリン」のネタや、同じくM-1の麒麟のネタなども載っています。

            そうしたネタが国語の教科書のように線を引かれ、
            「このボケは後々のこのボケにきいてくる」とか、などの真面目な解説が加えられています。

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            ジョビジョバのシュールコント


            その他にも最近の芸人さんだけでなく、かつて一世を風靡した(?)ジョビジョバの「家族会議」がシュールコントとして紹介されています。

            ジョビジョバのコント「家族会議」とは、「バッファローになりたい」と言い出す息子に、両親は驚いてやめるように説得するが、息子の熱意にまけてバッファローになることを許す…のようなコントで、実際なれるはずがないバッファローのことを、「一種の職業」として家族が認識していて、見ている側との認識のズレが最後までずっと続いているんですよね。

            そこが笑いのツボなんですが、賛否両論分かれるかなぁ。

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            「三谷幸喜のありふれた生活」 三谷幸喜

            2008.06.29 Sunday

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              文章を上達させるには、お手本となる文章を参考にすること。
              と、「原稿用紙10枚を書く力」の斉藤孝先生がおっしゃっていたので、ブログ文上達のために、新ためて三谷さんのエッセイを読むことにしました。

              三谷幸喜のありふれた生活」は、新聞連載なので文字数があまり多くないし、起承転結がはっきりしているし、なにより面白い。

              よし、きちんと文章の構成などを覚えながら読んでいくぞ。
              …と、思ったのですが…

              面白すぎる。(・_・;)


              三谷さんはいつも最初の書き出しに、現在どんな仕事に携わっているか、どんな人と会ったのかなどを1行くらいで書き、そこからその事柄の説明が続く。そこまではなんとなく理解できるものの、そこからさきは、面白さに目がくらみ、気が付くと最後まで読みきってしまうのです。

              だって記念すべき第1回の見出しからしてこれですよ。( ̄▽ ̄)
              「僕は愉快な人間ではない」
              愉快ではないといいつつも、彼の周りには引き寄せられるように、
              面白いことがおこります。

              不燃物のゴミ捨てのタイミングを逃がし、奥さんにばれるのを恐れて自分の部屋に次の収集日までゴミを隠しておいたり、海外旅行でホテル火災に巻き込まれそうになったり

              このエッセイを冷静に文章だけ追っていくのは不可能に近い。

              三谷幸喜のありふれた生活
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              イギリスでのホテル火災の様子は、奥さんの小林聡美さんも書いてます。夫と妻では同じ事件も視点が微妙に違う。↓
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              三谷幸喜のありふれた生活6 役者気取り
              三谷幸喜のありふれた生活5 有頂天時代
              三谷幸喜のありふれた生活4 冷や汗の向こう側

              「三谷幸喜のありふれた生活6 役者気取り」 三谷幸喜

              2008.05.17 Saturday

              0
                三谷幸喜さんのエッセイ第6弾。
                何度も言うが、「何もない」と言いながらも、三谷さんの日常には
                いろいろと面白いことが起きているんです。絶対。

                ・おとっつあんの危篤
                怪我ばかりしていた愛犬とびがようやく落ち着いてきたと思ったら、今度は老猫・おとっつあんが危篤!w( ̄Д ̄;)
                おとっつあんは奥さんの小林聡美さんが結婚前から飼っている猫で
                なんでも子猫の頃、あまりに可愛かったのでつい
                人間の食べ物を与えてしまったらしい。
                同年代の猫・オシマンベに比べからだの衰弱が激しく、
                いよいよ覚悟をせねば…!と思ったら、なんとおとっつあんは
                奇跡の復活を遂げた。
                おとっつあんは小林聡美さんのエッセイにも時々登場するため、
                読者の私にも馴染み深い猫。
                復活したときはこちらも胸をなでおろしました。( ̄▽ ̄)


                ・初めてのスキャンダル
                初めて女優さんとのスキャンダルが起こった三谷さん。
                芸能記者にインタビューを受ける事に。
                スポーツジムが一緒ってだけのかなり眉唾の話に本人もびっくり。
                ちょっとドキドキして奥さんに報告すると、彼女は夫のスキャンダルよりも、何故家の住所がわかったかを不思議がってらっしゃいました。(*゜▽゜ノノ゛


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                「ワタシは最高にツイている」 小林聡美

                2007.12.21 Friday

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                  女優・小林聡美さんの日常を、独特のテンポの良い文章で書かれたエッセイ。

                  まずタイトルがいいです。
                  ワタシは最高にツイている

                  「ツイている」って言い切ってしまう
                  小林さんの潔さがすてき。
                  でも冒頭からいきなり大殺界の話なんですケド。(^^;)
                  今後3年間、新しい事を始めずにジッとしていなければならいと
                  占い師にいわれ、なんとか有意義な大殺界ライフ(?)を過ごそうと、その前に新しい事をつぎつき始めることにしたマダム小林。前向きです。

                  他にも、ターシャ・テューダーのDVDにハマリ、
                  ガーデニング好きの友人とともに事務所の別荘の庭を
                  勢いで掘り返す。やっとのことで整えた庭に、愛犬とびが
                  駆け回ってしまったり、なんの因果か、大嫌いなはずのホラー、「エクソシスト」を人生で4回も見てしまったり。
                  (そのうち2回は夫・三谷幸喜氏によって、だ。)

                  今までのエッセイでもそうだったけれど、
                  小林聡美さんという人は、身の回り現象を
                  おもしろいコトバに変換できる天才です。( ̄▽ ̄)
                  「バブル山荘」「おさるルパン」など、
                  日常のなんでもないことがこの人にかかると
                  とんでもなくおかしな出来事に思えてくる。

                  可笑しくて、ほっこりする極上のエッセイ集。
                  おためしあれ。

                  エッセイには映画「めがね」のロケの様子も。映画で見たままの風景が広がるロケ地では、実際に役者のみなさんも「たそがれ」てしまい、セリフがなかなか頭に入らなかったんだとか。


                  「バブル山荘」「おさるルパン」の意味が知りたい方はぜひ。

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                  JUGEMテーマ:エッセイ

                  恋愛ノウハウ本より、よほど役に立つ脳科学 「恋愛脳」 黒川伊保子

                  2007.12.15 Saturday

                  0
                    「どうして彼は私の話を聞いてくれないの?」
                    女子にとってこれは永遠の難問。
                    その難問に脳科学の見地から回答を導き出してくれるのが黒川伊保子先生の「恋愛脳」。


                    脳科学の専門家である伊保子先生の研究によると、男性と女性では、脳のしくみが違う。
                    だから、女友達と話すのと同じ感覚で男性に話をすると、自分の欲しい答えは返ってこない。


                    確かに付き合った当初は彼女の話を一生懸命聞いてくれた彼も、付き合いが長くなるとしだいに生返事になってくる。「話を聞いてるの!」と怒ると「●●が■■■したのが原因だろ。そこを直せばいいじゃないか」などど正論を言ってくる。

                    女が欲しいのは正論じゃない。男にじっくりと話を聞いてもらい、「君は悪くないよ」といって欲しいのだ。

                    けれど、悲しいかな男性脳にはそんな機能は持ち合わせていないらしい。

                    だからこそ「恋愛脳」を読み、男性脳のしくみを理解した上で彼と会話をすれば、普段あまりしゃべらないのは「彼女をテリトリーにいれて安心した行為」なのだとわかり、しゃべらない彼がいとおしく見えるかもしれない。

                    ただ、わかっていても甘い言葉を聴きたいのが女子ってものなのですが(´Д`)=3

                    女子のみなさん、はっきり言ってそこいらの恋愛ノウハウ本を読むよりこの「恋愛脳」を読んだほうがよっぽど役に立ちますよ!


                    だだし、伊保子先生自身のあまーいおノロケ話(旦那さまや息子さんのこと)も出てくるで、ご注意を。


                    恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか (新潮文庫)
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                    JUGEMテーマ:恋愛/結婚

                    「三谷幸喜のありふれた生活5 有頂天時代」 三谷幸喜

                    2006.10.09 Monday

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                      三谷幸喜さんのエッセイ第5弾。
                      有頂天ホテルの舞台裏、古畑、愛犬とびの大怪我など。
                      ご本人は自分のことを「面白くない」というが、
                      三谷さんの日常は本当に面白い(^^)


                      愛犬とびがまたしても怪我で入院。
                      床にこびりついた血を吹くのに苦労した三谷さんは、
                      「これからは殺人のシーンを書くときはかなりリアリティーが増す事だろう。」
                      と思い、奥さん(小林聡美さん)は血を洗い流しながら
                      「マクベス夫人の気持ちがよくわかった」
                      と言う。
                      ねっからの脚本家と女優さんなんですね。

                      漱石先生に励まされる?
                      奥さんの小林聡美さんが夏目漱石の夫人役をやったときのこと。漱石の資料の中に「群集は気にするな」と芥川にあてた手紙があった。聡美さんはこれを、「新撰組!」のバッシングで凹んでいた三谷さんに教えてあげたのだ。いい夫婦だな〜(^^)

                      けれど、バッシングを受けた「新撰組!」は全編全てがDVD化され、放送が終わって2年近く経ったいまでも、レンタルショップにいけば、半分以上がレンタルされている。
                      バッシングもあるが、視聴者からこれほど愛されている番組は、そうは無いと思う。
                      だから三谷さん、バッシングなどは気にしないでください。
                      そんなことを言う人たちは、すばらしい作品に感動できない、
                      かわいそうな人たちなのだから。



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