2009.06.08 Monday

「鼓笛隊の襲来」 三崎 亜紀

廃墟建築士」を読んでから三崎ワールドの不可思議な魅力にとりつかれてしまいました。
幻想と現実が奇妙に入り混じった世界。
もし、パラレルワールドがあるとしたら、
どこかにこんな世界が存在するのではないでしょうか。

・戦後最大規模の鼓笛隊に遭遇する家族「鼓笛隊の襲来」
・記憶の不確かさを描いた「彼女の痕跡展」
・労働者の覆面着用の権利について「覆面社員」
・本物の「象さんすべり台のある街」
・背中に「突起型選択装置(ボタン)」を持つ女。
それを押したら…
・姿が見えても、会うことがない家族が暮らす「欠陥」住宅
・近くいのに「高く」て会えない「遠距離・恋愛」
・いるけれどもいないもの。それを見つけてしまった「校庭」
・いなくなってしまった人を思う「同じ夜空を見上げて」

私が好きなのは「鼓笛隊の襲来」です。
大型で勢力の強い鼓笛隊に遭遇することになった、ある家族の物語。この世界では、鼓笛隊が台風のような自然災害として、時折人々に被害をもたらすものとして描かれています。
「戦後最大の鼓笛隊」「勢力を弱めながらマーチングバンドへと転じる」といったフレーズにやられました。( ̄▽ ̄)

私たち側から見たら、これらの世界は奇妙にみえるかもしれません。けれど三崎ワールドの人々も私たちと同じく悩んだり、切ない思いをしたり、奇妙な世界で普通に懸命に生きています。
「世界」が違っても人間がやっていることなんてそう変わらないんですよね。

鼓笛隊の襲来
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廃墟建築士
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廃墟建築士→
失われた町→
JUGEMテーマ:SF小説


2009.05.31 Sunday

「攻殻機動隊 灼熱の都市」 遠藤 明範 士郎 正宗

映画2作もテレビのS.A.Cシリーズを見終わってしまっても、
私の攻殻機動隊への熱は収まりきらず、小説にも手をだすことに。
攻殻機動隊 灼熱の都市」は、映画「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」公開後にオリジナルストーリーとして書かれた小説で、発足したての公安9課と、都市壊滅をもくろむテログループとの戦闘が描かれています。

9課が発足したてという設定のせいか、あっさりテログループにつかまってしまったり、敵に危機一髪まで追い込まれてしまう少佐は、なんだかちょっとイメージと違う…(>_<)
とはいえ、攻殻機動隊の世界を補完するにはいい材料でした。
「天然オイル」や、「並列化による個性獲得」など、SACシリーズにも出てきたタチコマ(フチコマ)のエピソードも載っていたことや、この本のラスボスが攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLの「人形使い」と対照的な存在なのも面白かった。

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●神山健治版テレビシリーズの小説
[小説] 攻殻機動隊「虚夢回路」→
[小説] 攻殻機動隊「凍える機械」→
[小説] 攻殻機動隊「眠り男の棺」→


●押井守版の映画をベースに描かれたオリジナル小説
[小説] 攻殻機動隊2 STAR SEED→


攻殻機動隊テレビシリーズ 「STAND ALONE COMPLEX」感想→
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man感想→
攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D→

JUGEMテーマ:SF小説

2009.05.15 Friday

「廃墟建築士」 三崎 亜記

むかし建築事務所でアルバイトをしていたせいか、
今でも図面や建築物を見るのが好きです。
だから、まず方眼紙とイラストの装丁に魅かれてしまいました。

廃墟建築士」は建物をテーマに書かれた短編集で、虚構と現実が入り混じった、なんとも不思議な作品です。

「廃墟建築士」は文字通り廃墟を設計する建築士で、
この世界では廃墟は純粋な建築物として必要とされ、
現実世界でいうところの美術館や博物館、
公園のような位置づけで設置が義務付けられている。
そんな廃墟に見せられ、廃墟を作り続けたある廃墟建築士の物語。
廃墟建築士の中には、廃墟を悪用したり、住民の反対を押し切って巨大廃墟を建設したりと、現実の建設業界にありそうな問題をとりいれているので、虚構だけれど現実味を帯びてこの世界が近くに感じられました。

その他、図書館を生物として定義した「図書館」は、夜になると野生化して飛び回る本たちを納める調教師が、夜間開放のために図書館を懐柔していく物語です。調教師が暴れる図書館を抑えるために出す天敵の姿は、ハリー・ポッターのパトローナスを思い起こさせます。その他、本たちが飛びまわる姿はまさに魔法のようです。でも、そこにはきっちりとしたリアリティもある。
今までにない世界観と描写力には本当に驚きました。
まさか、「図書館戦争」以外にこんな斬新な図書館ネタがあるとは…


廃墟建築士
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鼓笛隊の襲来→
失われた町→
JUGEMテーマ:読書感想文

2009.04.26 Sunday

「鏡の国のアリス」 広瀬正

「鏡の国のアリス」といっても、ルイス・キャロルではありません。左右が反転した世界に迷い込んだ男の人のお話です。

主人公はいつもいく銭湯「日の出湯」に、いつもとおなじ男湯に
入っていたつもりが、いつの間にかそこが女湯になっていた…
警察に突き出されるものの、提出した書類の文字や、アパートの住所が存在しないことを不審がられた彼は、左利き研究者・朝比奈に預けられる。

彼はそこですごすうちに、この世界がもといた場所とは鏡で写した世界のように逆転していることに気がつくのだが…
鏡像の注釈と多次元の説明はすごく難解でした。
どうやら完璧な対称の空間にある条件で存在すると次元を超えてしまうということらしいのですが…。

科学的な説明よりも、異世界へ放り込まれた主人公が、その世界に順応するまでの様子は面白くよめました。入り込んだ世界は主人公にとって文字が鏡文字にみえる世界で、変化に戸惑ったり、順応して生活していく様子など、広瀬さんの作品は異世界側で実際に生活をする様子がとてもリアルなんですね。

ルイス・キャロルの方の「鏡の国のアリス」も
読んでみたくなりました。

鏡の国のアリス (集英社文庫 141-D)
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●その他の広瀬作品
マイナス・ゼロ
ツィス
エロス
T型フォード殺人事件→
タイムマシンのつくり方→

2009.03.08 Sunday

「エロス」 広瀬 正

早世した天才SF作家・広瀬正氏の小説「エロス」。
副題に「もう一つの過去」とあるように、「もしあのとき、この人生を歩んでいなかったらどうなっていたか」というテーマで1組の男女の出会いとその後の人生を「現在」と「もう一つの過去」が交錯して描かれています。

まったく違った人生なのに、事件や人物は少しずつ形をかえて主人公たちとリンクしている。どんな人生を歩むにしても、同じ人間のことなので、周囲の出来事や人は大幅に変わることはないのかもしれません。

マイナス・ゼロ」や「ツィス」のようなSF的は要素はほとんどでてきません。そのかわり、昭和初期の日常風景や科学の進歩、音楽の流行など、まるで自分がその世界にいるかのような詳細な描写が魅力的です。昭和初期から戦争中などはまるきり昔と思っていたのですが、庶民に浸透していないだけでエレクトロニクスなどの発達はめざましいかったの時代のようです。

エロス―もう一つの過去 広瀬正・小説全集〈3〉 (集英社文庫)
エロス―もう一つの過去 広瀬正・小説全集〈3〉 (集英社文庫)


もしもあの時…」で一番に思い出されるのが
岩井俊二の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 」です。これもいくつかの選択肢が選ばれてゆくストーリーと小学生たちの切ない初恋と夏の風景がノスタルジックな映像で描かれています。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]


マイナス・ゼロ→
ツィス→
鏡の国のアリス→
T型フォード殺人事件→
タイムマシンのつくり方→

2009.02.01 Sunday

「ツィス」 広瀬 正

マイナス・ゼロ」にひきつづき、広瀬さんの「ツィス」を読みました。

【ストーリー】
神奈川C市でツィスの音階の音が鳴るという現象がおこる。
最初はかすかな音だけで、聞き取れる者もごくわずかだったが、音は徐々に大きくなり、日常生活にも支障をきたすようになった。
やがてツィス音は東京にも広がりをみせることに。
中途失聴者のイラストレーター、榊英秀は耳が聞こえないこともあり当初はツィス音騒ぎに無関心だったが、ツィス防音製品のポスター制作を依頼されてから、ツィス音に関わることに…

マイナス・ゼロ」を読んだ時も思ったのだけど、この人は世界の作り方が独特で、緻密で現実味を帯びていました。最初はかすかで、耳のよい人にだけ聞き取れたツィス音が、やがて大きな脅威となって都市に侵攻し、人々は耳栓をつけ、音の聞こえない世界で生活することになる。

1千万人の人々が「聞こえない」状態で治安の維持につとめる役人たち。
「音のない世界」の現状が非常にリアルです。
ツィス音避けの商品が発売され、音楽業界はレコードが売れなくなり、テレビでは毎日「ツィス情報」が流される。
混乱を避けるために都民に疎開を決行する都庁。
留守部隊として残った英秀が人のいなくなった都会を、ハーフの妻・おイネとともにT型フォードで疾走する様子は、さながら世紀末の寂しさと、爽快感が広がってゆきます。

そしておイネさん。物語に明るい色彩で彩ってくれるかわいい女性です。学はないけれど機転がきいて情が濃くてセクシーで。
現代でいったら近いのは木下優樹菜ちゃんかな。
この人は災害に会おうと、英秀が障害を負おうと態度がかわらないんですね。彼女が文中使う昔の流行語「ゴキゲン!」もキュートでした。

ツィス (集英社文庫)
ツィス (集英社文庫)
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ツィス (1982年) (集英社文庫)
マイナス・ゼロ (集英社文庫)
広瀬 正 集英社 売り上げランキング: 9531


●その他の広瀬作品
マイナス・ゼロ→
エロス→
鏡の国のアリス→
T型フォード殺人事件→
タイムマシンのつくり方→

2009.01.06 Tuesday

「マイナス・ゼロ」 広瀬 正

Rokoさんのブログで紹介されていた広瀬正さんの「マイナス・ゼロ」を読みました。圧巻でした。

「マイナス・ゼロ」あらすじ


昭和20年5月25日、空襲警報が鳴る中で浜田少年は隣の「先生」から18年後の5月25日、ここへきてほしいとたのまれる。はたして18年後、31歳になった浜田俊夫は、約束通り先生の研究室を訪ねるが、そこに現れたのは18年前の姿のままの先生の娘、啓子さんだった…


解説はなんと、ショートショートの巨匠・星新一。

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タイムマシンと昭和レトロ


タイムマシンを扱ったストーリーで、タイムマシンも重要な役割を果たすのですが、主人公が訪れることになる昭和初期〜30年代の時代描写こそがこの物語の主軸かもしれません。

また、通常のタイムマシンものと違った解釈で過去と未来をつないでゆくストーリー展開にはおどろきました。そしてラストはミステリのようなどんでん返し。

また、作者の広瀬正さんはジャズ奏者でもあったので、戦前の銀座の騒音から、家の雨漏りの音の文章表現がすばらしかったです。

太平洋戦争末期、昭和7年、昭和38年と昭和の時代を舞台にしており、その描写が実に緻密で、読んでいる方も実際に空襲が日常となっている戦争中や、戦前の銀座をのぞいているような感覚になります。

また、タイムマシンで過去に取り残された人間がどうやって暮らしを立ててゆくかが事細かに記されています。私も、自分がタイムマシンで過去に行くことになれば、古いお札を用意しておくことにします。

ツィス→
エロス→
鏡の国のアリス→
タイムマシンのつくり方→
レビューポータル「MONO-PORTAL」

2008.08.21 Thursday

『星へ行く船』 新井 素子

有川浩先生も胸キュンしたという、新井素子さんの名作SF「星へ行く船」。

【星へ行く船】あらすじ


森村あゆみは、地球でのレールに沿った平凡な人生に疑問をもち、幼い頃からあこがれていた宇宙へ「家出」を決行する。

しかし旅行社のミスで部屋はダブルブッキングに。「同室」の山崎太一郎と名乗る人物は「やっかいごとよろず引受け業」を仕事とし、ある人物を自室にかくまっていたのだが、なんとそれはある星の王位継承者だった。王子の替え玉。ドジで弱気な刺客。やがて真実は意外な方向に…

表紙はなんと竹宮恵子巨匠です。
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数十年ぶりに読み返してみました。宇宙開発時代の世界観もきちんと描かれているし、ストーリーも謎解きも面白い。なんだか、「昔はすこし苦手で距離をおいていた友人に、久しぶりに再会してみたんだけど、あら?すごく楽しいわ。」といった感じ。

思春期の「通過儀礼」でもあった「星へ行く船」


当時はまだ中学生くらいが気軽に読める小説自体が少なく、SF小説は星新一のショートショートか、難解な翻訳ものばかり。

そんな中、新井素子さんの小説が唯一、等身大のキャラクターで描かれた「距離の近い、少女のための」SF小説でした。ただ、思春期の葛藤といいますか、だんだんと私は新井素子小説を敬遠するようになりました。

甘ったるいセリフが気恥ずかしくなったのと、背伸びをして「大人が読むような小説を読んでいるのよ。」ってところを自分自身に見せたかったんですね。

もしかすると「星へ行く船」は私にとって「通過儀礼」的な役割を持っていたのかもしれません。たくさんの影響を受けていたけれど、それを否定することで大人になろうとするような。

ただ、そうはいっても、相変わらず気恥ずかしい部分もありまして。(^^;)
主人公あゆみの視点で描かれるため、セリフに「はふ、」「うふ」「んと」など、当時の女の子のことばづかい(あるいは作者の使用していたことば)がそのままちりばめられているんです。

それがちょっと読んでいて気恥ずかしいのですが…きわめつけは文中、普通に主人公が「お宅」って言ってる!( ̄口 ̄)

ファーストマクロスでも、リン・ミンメイのセリフに「お宅」と出てきていたので、80年代ではポピュラーな言い回しだったのでしょう…

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こちらは新装版。
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レビューポータル「MONO-PORTAL」

JUGEMテーマ:SF小説



2008.06.28 Saturday

「海の底」 有川 浩

有川浩先生の「海の底」を読みました。
海自の話と聞いていたけれど、ホラーな出だしにびっくりw( ̄Д ̄;)。
突然の凶行に立ち向かう陸側と、に取り残された子供たちと自衛官との潜水艦の中。2つの場面が交錯しながら描かれていきます。

海の底から現れた巨大エビ・レガリス。


桜祭りの横須賀港で次々と人を食らう巨大エビ・レガリス。
巨大化した甲殻類、人間は格好の生き餌と化してゆく。
一見、荒唐無稽のホラーに見えますが、巨大甲殻類の正体や
その発生などは科学的な説明がなされています。
深海生物はまだまだ謎の多い分野なので、こんなことが
実際に起こりえる可能性も0ではないのかも…

潜水艦に取り残された子供達。


そのとき、偶然停泊中の潜水艦・「きりしお」の乗組員・夏木と冬原は艦長とともに子供たちを救出するが、艦長はエビたちの犠牲になってしまう。
なんとか子供たちを助け出したものの、周りはレガリスだらけの状態。早急な救助の見込めない中、自衛官2人と子供たちが潜水艦の中で奇妙な同居生活が始まる。

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警察の葛藤、動かせない自衛隊。


自国の基地を守るため横須賀の空爆も辞さない米軍。
武器を持たない機動隊が次々と犠牲になってゆくのに
武器を持つ自衛隊の出動は遅々として進まない。
神奈川県警警備課・明石と烏丸参事官。
立場は違うが「有能なはみ出し者」同士がタッグを組み
自衛隊の出動を画策するために、奔走する。

・読んでいてニヤリとした場面
防衛手段として、明石は「ゴジラ」から大真面目にヒントを得て実行します。そんなユーモア感覚(?)も有事の時には必要なのかも。

それぞれの思い。


子供たちの紅一点。最年長の望は、口は悪いが情に厚い夏木にひかれてゆきます。ちょぉっとずつ距離が縮まる2人。ほほえましい。(^^)物語中唯一ほっこりする場面です。
しかし、ボスの圭介はそれを快く思わない。望に好意を抱いているが、自分がそんな感情を持つこと自体にまた苛立ち、自衛官や仲間たちとも悶着を起こしてゆく。
とうとう、望の弟・翔を閉じ込め、独断で脱出を試みるが…


もうもう、見所が多すぎて、私の文章力ではまとめてなんて伝えられません。(^^;)
ぜひ読んでみてください。


夏木と望の「その後」が知りたい方は「クジラの彼」もぜひ。冬原くんと彼女の話や、空の中のスピンアウト、自衛官の恋愛事情が書かれた「クジラの彼」。「海の底」とは打って変ってベタ甘です。(^^)
クジラの彼感想→

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海の底文庫版では、主人公・夏木と冬原がやらかした「事件」を描いた「前夜祭」が掲載されています。

海の底 (角川文庫)
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有川 浩
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有川作品感想
旅猫リポート
ほっと文庫 「ゆず、香る」

クジラの彼
ラブコメ今昔
阪急電車

空の中
レインツリーの国
三匹のおっさんふたたび
三匹のおっさん

キケン
ヒア・カムズ・ザ・サン
シアター!
シアター2!

フリーター、家を買う。
植物図鑑
県庁おもてなし課
JUGEMテーマ:SF小説

2008.01.29 Tuesday

明治時代のハチャメチャ科学「明治ワンダー科学館」 横田 順弥

明治時代のSFや科学書は今読むとコメディにしか思えない。
ギャグ漫画としか思えない宇宙人がでてきたり
天候を管理するため大うちわで雲を吹き飛ばしたりと
荒唐無稽で破天荒な明治のSF。

そのなかでも割合まともなのは百年前の未来予測
未来では葉巻型の列車で東京−神戸間2時間半で着く。

東京−神戸間の列車が17時間以上かかる当時、
かなり正確に予測されているのにはおどろき。
他にもFAXやテレビ電話など現代ではあたりまえの
技術が予測されている。

現代ほど情報も知識もない時代、
現代の人が考える未来よりもずっとおもしろい未来を
明治の人たちは想像していたのでしょうね。

明治ワンダー科学館
明治ワンダー科学館


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