米麹と水だけで作る甘酒と小豆でつくる発酵あんこ

2019.02.23 Saturday

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    以前テレビで甘酒をつかって小豆を煮る「発酵あんこ(小豆甘酒)」が紹介されていました。あんこやお汁粉は好きですが、大量の砂糖(それも白砂糖)を使っているから甘すぎるし、体によくないため、あまり食べないようにしてたのですが、発酵あんこならその心配がすくない!

    甘酒(発酵食品)と、小豆(ポリフェノールや鉄分、ビタミンBなど)、は栄養豊富で甘さ控えめ。安心して食べられます。(それでも食べ過ぎはだめですが…)

    さっそく見よう見まねで作ってみることに。

    1.まず小豆を煮る


    小豆は他の豆類と違い、水に浸したらすぐに火にかけます。煮方はいろいろあるけれど、とりあえず最初は強火でアク取り、水を替えたら中火で煮込みます。
    小豆を煮る

    2.麹と水、煮た小豆をまぜて炊飯器で保温する


    私のやり方は麹と水だけでつくる「はやづくり」です。詳しい作り方はこちらを御覧ください。
    麹と水だけでつくる甘酒の作り方

    あとはいつもの甘酒づくりに、煮た小豆を入れて発酵させるだけです。

    ヨーグルトメーカーでつくる甘酒
    炊飯器で甘酒をつくると数時間ご飯が炊けないのが難点ですが、ヨーグルトメーカーなど専用の甘酒メーカーがあると便利ですね。麹などの材料を入れて「甘酒」ボタンを押せば、自動メニューで甘酒が出来上がります。



    発酵あんこアレンジ


    いつもの甘酒づくりに小豆を追加するだけでできる発酵あんこですが、ここで一つ問題が。私は小豆はつぶが好き、甘酒はつぶが苦手なんです。

    甘酒はいつもフードプロセッサーでペースト状にしていますが、小豆はつぶつぶ感を残したい…!
    いろいろ考えた末、折衷案として最初に甘酒だけを発酵させることにしました。

    1.最初に炊飯器で甘酒を発酵(3時間ほど)
    2・フードプロセッサーでペースト状にする
    3.ペースト甘酒と煮た小豆炊飯器に戻す
    4.そのまま2〜3時間発酵

    できた小豆甘酒は冷ましてからジップロックで冷凍保存します。
    ジップロックで冷凍した発酵あんこ

    発酵あんこでつくるお汁粉


    発酵あんこでお汁粉を作ってみました。小豆を茹でた汁をアク抜きして、発酵あんこと少し煮ます。
    玄米もちでヘルシーに。甘さ控えめおいしいおやつです。
    発酵あんこでつくるお汁粉

    小豆を煮る注意点として「形や色が悪い小豆は除くように」と書かれていましたが、お米と同じく、小豆はなんとなく捨てがたい。自宅用なので見栄えが悪くてもいいでしょう。

    それに私が小豆を無駄にできないのは、「まんが日本昔ばなし」の影響です。病気のこどもに小豆まんまを食べさせるためにほんの一握りの小豆を盗んだせいで父親が殺されてしまうという、小さい子にはトラウマになるお話でした…。



    麹と水だけでつくる甘酒の作り方
    甘酒が苦手な人向け、甘酒活用法
    甘酒パフェのつくりかた

    人名が通じない!外国人と日本語で話してわかったこと

    2019.02.16 Saturday

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      なんのこっちゃ?というタイトルですが、外国人と日本語で話した時に私が体験したごとです。

      ある時、台湾の女の子と日本語で話す機会がありました。「KANO見ました!」「私もです!」と、台湾映画の話で盛り上がり、私が好きな台湾人の女優「グイ・ルンメイ」さんの事を話したら、そこだけなぜか、彼女に伝わらなかったのです。

      私「グイ・ルンメイって女優さんて知ってる?『藍色夏恋』って映画にでてて…」
      台湾女子「??」

      グイ・ルンメイさんは台湾の女優。台湾の高校生のピュアで切ない恋愛を描いた『藍色夏恋』(原題は『藍色大門』)がデビュー作。

      藍色夏恋感想

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      ちなみに彼女は日本語多能。堪能すぎて最初日本人だとおもっていたほど。それなのになぜ、固有名詞、人物名だけがこうも通じないのか…

      おそらく「人名や固有名詞の発音は日本語教室では習わないから」「人名や固有名詞の日本語読みに詳しくない」からじゃないかと。

      日本教室でを習う時って「あなた」「私」「彼」などの一般的な固有名詞で習うことが多いだろうし、海外の俳優などの名前はよほど有名な人じゃない限り、日本語読み、発音に触れることがないから、だと私は思うのです。

      それでなくても日本人は、自分たちが発音しやすいように海外の固有名詞を表記しがちだから…

      映画のタイトルも日本語読みや日本語タイトルになっているから、外国の方が現地の映画タイトルしか知らない場合は通じませんよね。

      『ダーリンは外国人』でもアメリカ人のトニーさんが発音する俳優の名前「シンニー」が、日本人のさおりさんには最初通じず、会話の内容から「シンニー=シドニー」だとわかるってエピソードがありました。

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      固有名詞は英語の発音めっちゃいい



      たまに、日本語が堪能で日本に長く住んでいる外国人、もしくは海外経験の長い日本人と、日本語で話すと、人名、固有名詞の発音がめっちゃいい。

      それまで普通に日本語の平坦な発音で喋っていたのが「マイケル」が「マイコー」になったり英語の発音になっちゃうんです。

      『葉桜の季節に君を想うということ』歌野 晶午

      2019.02.14 Thursday

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        『葉桜の季節に君を想うということ』そんなロマンチックなタイトルから、儚げな純愛小説を想像したのですが、ところがどっこい、冒頭、エロいシーンからはじまります。殺人、詐欺といった生臭い事件と、主人公とヒロインの純愛。それが最後にはあんな風になるとは。気持ちよく騙された作品でした。


        『葉桜の季節に君を想うということ』


        主人公・成瀬将虎は、高校の後輩・キヨシから、キヨシの想い人・久世愛子の身内の死の真相と、高齢者を対象にした詐欺グループ「蓬莱倶楽部」の調査を依頼される。そんな時、成瀬は偶然駅で自殺を図ろうとした麻宮さくらと運命的な出会いをする。

        二人の恋の行方、「蓬莱倶楽部」の詐欺によって人生を狂わせる老人たち、そこに成瀬の過去が絡み合い、事件は意外な方向へと進んでいく…



        あ〜!、やられた〜!


        最終章を読み終えて、思わずあ〜、やられた〜!って思いましたね。
        『葉桜の季節に君を想うということ』は「どんでん返し」がすばらしいミステリとして紹介されていたので、警戒しつつ読んでいたのですが、まさかこうくるとは。

        言われてみれば小説の構成や、登場人物たちの言動などに「ひっかかり」は感じていたのですが、最後の最後で実にスムーズにひっくり返されるというか、いかに自分の感覚が思い込みでできているかを実感しました。

        そして、読者がミスリードされるように作られた作者の綿密な構成がすごい。確かに読み返してみると核心を避ける表現であったり(多少強引なのもあるけど)、主軸の話の途中で、全く無関係(にみえる)話が入ってくることで混乱を誘ったり、小道具なども選びぬかれていているんです。(ジャイアンツとか)

        推理というよりはラテラルシンキングに近い部分もあり、自分たちの感覚が固定概念に凝り固まっているのかを思い知らされました。

        ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門

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        結末がどんでん返しの小説


        イニシエーション・ラブ
        80年代、とあるカップルを巡る恋愛小説…かと思いきや、最後の2行でひっくり返される。殺人はないけれど、別の怖さのある作品です。

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        十角館の殺人
        言わずとしれた新本格推理の名作。犯人がわかったときの衝撃は今でも忘れられません。

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        JUGEMテーマ:最近読んだ本

        八咫烏シリーズ外伝『ふゆのことら』阿部 智里

        2019.02.03 Sunday

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          八咫烏シリーズ外伝『ふゆのことら』読了。本編『烏は主を選ばない』『空棺の烏』の前日譚。シリーズの中心人物、雪哉と、同郷の先輩である市柳のお話です。

          『空棺の烏』では武官の養成学校「勁草院」で雪哉と再会した市柳でしたが、どうやら昔、なにか因縁があったようで…今回、その「因縁」が明かされます。

          市柳は雪哉と同じく北領の地方貴族・郷長の息子ですが、若い頃の彼はまさに「厨二病」で、自分で「風巻の虎」とか名乗って羽織に変な刺繍いれちゃうほどのヤンキーっぷりです。

          そんな時、北領の武術大会で久しぶりに顔をあわせた雪哉に、「剣術の手ほどきをしてほしい」と言われ、得意気に手合わせをしたのですが…



          今回は市柳の厨二っぷりと、雪哉の闇っぷりが発揮された話でした。作者の阿部智里先生が「雪哉だけは呼んでもそっぽを向く」と揶揄するくらいですから、彼はなかなかに難しいですね。


          市柳と雪哉は立場こそ似ているけれど、厳しくも愛されて育った市柳と、複雑な家庭環境で常に周囲を気にしながら生きてきた雪哉とは、考え方も覚悟も全く違う。そんな2人の対比が面白かったです。

          それにしても市柳ファミリーいいな。強面お父さんから「りゅうくん」とか呼ばれているし、お父さんとお母さんはラブラブだし微笑ましいなあ…。

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          烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)

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          八咫烏シリーズ


          『烏に単衣は似合わない』
          『烏は主を選ばない』
          『黄金の烏』
          『空棺の烏』
          『玉依姫』
          『弥栄の烏』
          外伝『すみのさくら』
          外伝『しのぶひと』
          外伝『ふゆきにおもう』
          外伝『まつばちりて』
          外伝『あきのあやぎぬ』

          JUGEMテーマ:電子書籍

          ふるさと納税でルタオのドゥーブルフロマージュをもらう

          2019.01.27 Sunday

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            北海道小樽市の有名スイーツ店・ルタオ。定番のチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」と言ったら、筆舌に尽くしがたい美味しさです。

            ルタオは北海道以外にほとんど店舗をもたないため、道外で手に入れるには期間限定の出店か、ネットでのお取り寄せしかありません。

            そこで、どうせお取り寄せするならば、北海道に貢献できるふるさと納税を利用することに。

            ふるさと納税でルタオをもらう



            小樽市のふるさと納税「ルタオオリジナルセット」で寄付すると、チーズケーキ・ドゥーブルフロマージュと、ルタオのスイーツが一個づつ届きます。

            スイーツは時期によって異なるので、「何が来るかはお楽しみ」というのもワクワクします。


            ルタオオリジナルセットが届いた!


            2019年、ルタオのふるさと納税がとどきました。ルタオオリジナルセットは一万円の寄付の返礼品。ケーキは冷凍で送られてくるため、冷凍庫に入れておけば10日ほど賞味期限が長いのがありがたいです。

            食べる前に冷凍庫から冷蔵庫に移すのですが、5時間から8時間かかるので、あらかじめ食べる時間を考慮して解凍しないといけない。せっかちな私は、ついついちょっと早めに食べてしまいがち…(それはそれで、おいしいのですが)

            やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方

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            ・ルタオ・ドゥーブルフロマージュの食べ方、切り方
            ふるさと納税の返礼品の中には、商品のおいしい食べ方の冊子が入っています。ルタオでは解凍方法やケーキのきれいな切り方が紹介されています。

            ルタオ・ドゥーブルフロマージュの食べ方、切り方

            ・ドゥーブルフロマージュ(チーズケーキ)
            定番中の定番、ドゥーブルフロマージュ。何度食べても美味しく、飽きが来ない味。
            ドゥーブルフロマージュ

            ・今回のルタオスイーツ・ジャージーミルクロール
            今回頂いたのがジャージーミルクロール。ジャージーミルクにマスカルポーネチーズを加えたクリームは、甘さ控えめなのに濃厚で、スポンジはふっくら。こちらもリピート買いしたい逸品です。

            ルタオスイーツ・ジャージーミルクロール

            ルタオ (LeTAO) ロールケーキ ジャージーミルクロール 長さ11.5cm バレンタインデー

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            地震や停電で大変な北海道。地元の製品を購入したり、ふるさと納税で少しずつでも支援を続けていきたいなと思います。

            JUGEMテーマ:ふるさと納税



            チベットのお祭りと一妻多夫婚のはなし『テンジュの国3』泉 一聞

            2019.01.22 Tuesday

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              医師見習いの少年カン・シバと異国の婚約者ラティのほのぼのカップルとチベットの風習が描かれる『テンジュの国』。今回は珍しい一妻多夫制度や、チベットのお祭りについてのお話です。




              珍しいチベットの一妻多夫制度


              カン・シバの知り合いのタシさんは一妻多夫婚。兄弟で一人の妻を娶る制度です。兄弟で一つの大きな家族として、財産を分割しないため…という理由のようです。

              イスラムの一夫多妻制度とは真逆の婚姻制度。いやあ、世の中いろいろな風習があるものだなあ。一夫多妻も大変だけど、一妻多夫も、女性は子供産まなきゃならないから、これはこれで大変かも…

              こちらはイスラムの一夫多妻制度と、珍しい女性同士の「姉妹婚」のお話。



              妻は兄と結婚したあとに弟と夫婦となるので、弟とは結婚式は挙げず、第二夫人のようではあるが、立場的には平等だし、子どもたちにも優劣はない。だけど、タシさんは弟夫なので妻を独占できずちょっと寂しいらしい。

              競馬まつり


              各家から家長が集まり、壮絶な戦が始まる…。なんのこっちゃと思ったら「くじびき」のことでした。夏の一大イベント「競馬まつり」への参加を決めるくじ引きは、どの家も祭りに行きたいので必死です。

              帰りをまつ家族もソワソワで仕事が手に付きません。

              激闘(?)の末、なんとかまつりの参加権を勝ち取ったカン・シバ一家。さまざまな競技を見物したり、急患を治療したりとここでも忙しい。カン・シバは出場する早駆けの賞品がマーモットと知るや、ラティにおいしい肉を食べさせようと俄然張り切るのですが…

              なんとも微笑ましい少年医師と婚約者。絆を深めていく2人ですが、こうやって仲良くなっていき、最終回が結婚式だったら面白いかなと思ってます。


              テンジュの国1
              テンジュの国2
              テンジュの国3
              テンジュの国4

              『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史

              2019.01.19 Saturday

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                イスラム女子と日本女子の友情を描いた『サトコとナダ』が終わってしまい、寂しく思っていたところ、こんな本が出版されました。

                『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史 (星海社新書)では、イスラム教の歴史、ムスリムとテロ、イスラム教徒とのつきあい方について、漫画「サトコとナダ」を例に解説しています。

                『サトコとナダ』から考えるイスラム入門 ムスリムの生活・文化・歴史 (星海社新書)

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                仏教の宗派と似てる、さまざまなイスラム教徒たち


                『サトコとナダ』の作者ユペチカさんによる、国ごとのイスラム教徒の姿が描かれています。これによるとムスリム女性の体を覆うニカブやヒジャブをつけていない人、お祈りはできる範囲で、モスクには行ったことがないなど、イスラム教徒といっても実にさまざま。

                同じ宗教なのにこの違い、なにかに似てる…と思ったら、日本の仏教に似てます。仏教も宗派によってお祈りも修行もちがうし、滝行や断食をやる宗派もあれば、そういうこといっさいやらない宗派もありますから。

                日本の仏教について楽しく学べる「ぶっカフェ!」は、宗派の違う3人のお坊さん(イケメン)が運営するカフェのお話です。「サトコとナダ」と同じツイ4の連載中。

                ぶっカフェ!(1) (星海社COMICS)

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                男尊女卑ならぬ女尊男卑?


                『サトコとナダ』で、サウジアラビア人のナダからの情報は、日本人のサトコには驚くことばかりでした。なかでも「モスクの礼拝は女性が後ろ」な決まりは男尊女卑なんじゃないのか、ニカブやヒジャブなどの衣装は抑圧の象徴ではないのか、と考えるのですが…?

                実はそれ「男は女性が前にいるとそわそわちゃってお祈りに集中できないから」というちょっとほっこりする理由です。髪や体を隠す女性の衣装も灼熱の中東では、理にかなった服装なんだとか。

                ムスリム社会では女性は庇護すべき大事な存在である、らしいのです。ただ、世の中、きちんと女性を大事にできる男性ばかりではないですからね…そうした家長制度の場合、女性が声をあげづらかったり、一人で働いて自立するのは(特に中東では)難しそうです。

                ただ、地域によっては女性の社会進出も進んでいるらしいので一概に男尊女卑(あるいは女尊男卑)とは言えないらしいのです。

                以前はそんなでもなかった…?イスラム教が注目された理由とは


                今回驚いたのは、保守…というか厳格なイスラム教の教えに従うサウジアラビアも、50年くらい前までは黒いニカブを着てなかったらしいのです。あと話題のハラル食も以前はそんなに厳密じゃなかったらしい。

                移民先での迫害や戦争など、さまざまな困難にあったムスリムたちは、もういちど自分たちの原点であるイスラム教に回帰していったのだとか。しかし行き過ぎた宗教観が、うっぷんを晴らすテロ行動に結びついてしまうこともあり…

                『サトコとナダ』でもサウジアラビアのイスラム教徒の風習や習慣について語られます。ちなみにイスラム教徒のナダは「お母さんと同じ格好がしたい」からニカブをつけたかったのですって。

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                イスラム教とテロ


                世界で多発する無差別テロ、特にイスラム教徒によるテロの頻発は世界に「イスラム嫌い」を生んでいきました。しかし、テロの実行犯が必ずしも宗教に熱心だったわけではなく、作者はこう言っています。

                テロ実行犯は(過激派など)暴力を正当化してくれる存在がなければ、単なる小悪党にすぎなかったでしょう

                と。

                よく聞かれる「ジハード」は「聖戦」ではなく、「神への努力」という意味なんですって。「努力」をどうとるか、解釈によってそれを暴力にするか、善行にするかは人それぞれの選択なんです。イスラム教ではなく。

                私達は物事を単純化してしまいがちです。だってそのほうがラクだから。「〇〇の考えは間違ってる!」とネットで叩いたり、「テロを起こすからイスラムは危険」みたいな。

                しかしどんな社会でも、過激な事件は起こっています。それを一概に宗教のせいにしてしまうのは危険な考えかもしれません。

                結局は「人による。」だから聞くことが大事


                育った場所や家庭環境によって考え方が違うように、イスラム教徒でもどこまでが禁忌かは、人によって判断がわかれるところです。(お酒を飲む人もいれば、ハラルを気にしない人もいる)

                一見、日本と関わりが少ないと思われるムスリムですが、現在日本にもたくさんのイスラム教徒が暮らし、モスクも全国に100以上あるのだとか。そんな「となりのイスラム」たちとどうつきあっていけばいいのか。

                そのヒントとして「イスラム」ではなく「個人としての隣人」として接するという風に書かれています。それは、自分と違う生活リズムの人として、できることできないことを確認し、コミュニケーションをとっていくことが大事だと。

                「すべてを受け入れなくても、お付き合いはできる」のです。私達だって、友人や知人のすべてを受け入れて付き合っているわけではないのですから。


                となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

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                音楽をことばで表す『羊と鋼の森』宮下 奈都

                2019.01.09 Wednesday

                0
                  本屋大賞を受賞した『羊と鋼の森』。読んでみた感想はとにかく音の描写が新鮮で美しい。はっとするような、みたことのない世界に連れて行ってくれる、そんな印象の本でした。

                  音楽を表現する小説はこれまで『さよならドビュッシー』が音楽、メロディの描写が素晴らしいのに対し、『羊と鋼の森』は音そのもの描写が素晴らしい。

                  音という目に見えないもの、言葉で伝えるのがむずかしいものを、音を森にたとえて音を探す調律師を森の道を探す旅人に例えている。果てしない音の道を、遠くの道標をめざして、ときに迷い込みながらコツコツと、ほんとうにコツコツと進んでいく主人公・外村の成長と彼をとりまく人々の物語。

                  調律師というなじみのない職業、どちらかといえば地味な裏方と思われがちですが、宮下奈都さんの文章にかかると、彼らが音の探求者であることが伝わってきます。

                  求める「音」はピアノを弾く人のためか、あるいはピアノを聞く観客のためのものか、あらゆる状況下でベストの音をつくらなければならない。そんなつかみどころのない「音」を求めていく調律師の姿が浮かび上がってきます。

                  調律師の仕事は(中略)目指すところがあるとしたら、ひとつの場所ではなく、ひとつの状態なのではないか。

                  羊と鋼の森 (文春文庫)

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                  『羊と鋼の森』あらすじ


                  高校2年のとき、学校であったピアノの調律に魅了され、調律の世界に飛び込んだ外村。憧れていた調律師・板鳥さん、気さくな先輩・柳さんたちに教えられながら音を追い求める日々を送る。

                  そんな中、外村は調律先で出会った双子・和音のピアノに魅了される。明るい双子の妹・由仁の演奏よりも静かで目立たない演奏だったけれど、印象にのこったのは和音の方だった。

                  調律師として修行を続ける外村だったが、なかなか自分の望む音をつくることができずにいた。それでも悩み、あがきながら果てしない音の森を進んでゆく…。

                  映画版『羊と鋼の森』主人公外村を山賢人さんが演じています。(アマゾンプライムビデオ版)

                  羊と鋼の森

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                  クラシックをモチーフにした小説『さよならドビュッシー』。音楽の描写とミステリが融合した音楽ミステリ。

                  さよならドビュッシー (宝島社文庫)

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                  宮下奈都作品感想


                  「メロディ・フェア」→
                  「誰かが足りない」→
                  「太陽のパスタ、豆のスープ」→

                  2019年あけましておめでとうございます。

                  2019.01.02 Wednesday

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                    2019年あけましておめでとうございます。

                    今年も初日の出を撮りました。雲に隠れてしまっていたのですが、なんとか日が昇るまで粘って撮影。


                    初日の出、雲2019
                    初日の出2019
                    すっきり晴れではなかったけれど、いい状態になるまで粘れという暗示かも。


                    干支イノシシまんじゅうおいしかった。
                    イノシシまんじゅう

                    今年はいままで棚上げにしていた工作や手芸に手を付けていきたいし、読書もしていきたい。

                    そんなわけで今年もよろしくお願いします。

                    電子書籍か紙の本か。2018年の読書総括

                    2018.12.31 Monday

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                      2018年から電子書籍を使い始めました。いやもう便利でしょうがないです。紙の本もちょこちょこ買っていますが、カラーの漫画や専門書、あと、何度も読み返したい本やエッセイ、専門書などは電子書籍を使っています。

                      私が思う電子書籍のメリット・デメリット


                      電子書籍のメリット
                      ・パブリックドメイン小説を大量に読める
                      ・無料マンガが案外読める
                      ・たくさんの本を持ち歩ける


                      電子書籍で見つけたパブリックドメイン。本黒岩涙香「幽霊塔」は明治時代独特の文章の読みにくさはあっても、それを凌駕する物語の面白さです。

                      幽霊塔





                      電子書籍(というかKindleFireHD)のデメリット
                      ・アプリが使えない
                      ・Koboで買った電子書籍が読めない(できないことは無いらしいけど保証はないらしい)
                      ・ちょっと重い

                      それでも電子書籍用にと買ったのはAmazonのKindleFireHD。なんでKindleFireHDにしたかというと…

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                      カラーでが読めるから」です。最初は楽天Koboで書籍をつかっていたのですが、Koboリーダーだとカラーで見れないんですよ。

                      専門書なんかは色がついていないと内容が分かりづらいことも多いし、漫画などは電子書籍限定でオールカラー版がでているので、せっかく電子書籍つかうのならば、カラー版が読みたいじゃないですか。

                      【電子限定フルカラー版】ねことじいちゃん (コミックエッセイ)




                      電子書籍と紙の本のこれから


                      とはいえ、紙の本を嫌いになったわけでは決してなくて、書店は大好きで良く買いに行きます。
                      ただ最近感じたのは「ネット書店で紙の本の在庫がすぐになくなる」んです。ネット通販で本や漫画を買おうとすると、新刊以外で数年たった本や漫画は在庫切れが多く、中古か電子書籍ばかりになってきています。

                      本屋が在庫をもたなくなるって、ちょっと怖いですね。でも電子書籍のおかげで発表の場所が広がり、ネットで人気に火がついて出版という例もあるから、一概に電子書籍がわるいわけではないんだよな…

                      電子書籍は気軽な読書や漫画への入り口として、紙の本は量は減る分専門的、技術的に特化した希少本を作っていけばいいんじゃないかな。

                      さて、2019年は電子書籍も紙の本でも、どんな本に出会えるのかな?ワクワクしつつまとうと思います。
                      皆様も良いお年を!