2005.09.08 Thursday

彩雲国物語 「欠けゆく白銀の砂時計」読了

思いついたので、感想追加。
[タイトル関する考察]
前から思っていたのだが「砂時計」が「欠けゆく」という表現がなーんか、しっくりこないないんだよなぁ。「砂時計」は「欠ける」というより「零れ落ちる」表現の方があっているし。
気になるので、辞書で調べてみたところ、こんな意味が。
欠ける…満月を過ぎて、月が次第に細くなる。
となると、「白銀」「月」の見立てとすれば、影月君の不安な未来を予言した内容ということなのかな。

とはいえ私は秀麗嬢の新年の飲み比べ&劉輝のいじらしさの方が印象深かったんですがね。次刊に期待。

「彩雲国物語」って、例えると盛りだくさんの「キャラクター松花堂弁当」のようだな。
特にメガネ、男装の麗人、冷静沈着な補佐、ヒゲ、その他、超絶美形たちが勢ぞろい、その要なのが「秀麗」。さしずめ彼女は「ほかほかごはん」
なくてはならないものだから。

毒吐き
・前回、「彩雲国は勢いのある作品」と述べましたが、読んでみてやはり、勢いを失うことなく物語が展開していきます。文章的に表現がわかりづらい箇所もあるし、「文中強調した箇所」だけが先走り、文言がついていけてないところもあるのだけれど。
この作品の魅力はやはり「勢いのある物語の展開」だと思うので変にこなれた文章よりもかえって作品を際立たせるのかもしれない。
…って、結局ほめてんじゃん。


私の今回のツボは劉輝くんの秀麗に対する、不器用で、頑固で、辛抱強い愛情でしょうか。あの一生懸命さはちょっとドラマの「電車男」とカブる。しかし劉輝の場合、強力してくれるネットの住人達はいないので、読んでいて思わず「劉輝っ、ガンバレ」と言ってあげたくなる。

そして、突っ込みどころはやはり、

似てねえよ、紅家三兄弟
そして玖琅さん、挿絵だけ先に見たら、ずっと悪い人かと思っていたわ。
しかしあの、あの髪型はいいんですか、あれでっ!

↓CDも発売。シン・アスカ(森川智之)と議長(池田秀一)もご出演〜



2005.07.30 Saturday

彩雲国物語 「欠けゆく白銀の砂時計」発売

ついこの間外伝、朱にまじわれば紅が出たと思ったら、なんとまあ、もう最新刊がでるそうですよ。(8月1日)

普段、○○○○島戦記や○○○記や○○○○○○○ストーリーズなど、「一生どうでしょうします」ならぬ「一生読み続けます」といった覚悟が必要な作品ばかり読みつけていたためか、雪乃先生の執筆ペースは光の速度並に早く感じる。若いってスバラシイ。。
(誤解のないように言っておきますが、新刊がすぐに出るものも、なかなか出ないものも、作品自体が好きなのであって、作家さんのペースにいちゃもんをつける気はまったくありません。)

ひょっとしたら「彩雲国物語」は、「ハリーポッター」のようにもうラストまで決まっているのかもしれない。
ゴールがしっかり見えているとしたら、あとはそこに向かうためにさまざまな道のりを用意し、ひたすら進む。

「彩雲国物語」はそんなエネルギーに満ちた作品だと思う。

彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計
雪乃 紗衣 角川書店 (2005/07/30)売り上げランキング: 598
おすすめ度の平均: 4.58
5 まってました!!5 久しぶりに読み返したいシリーズの最新刊4 新章突入!そして久々に・・

2005.05.28 Saturday

彩雲国物語「漆黒の月の宴」ネタバレ感想2

前回の感想で、書き忘れたことをやっと思い出したので追加。
3巻の最後で劉輝が秀麗嬢に、「(その男と決闘するから)好きな男が出来たら知らせるのだぞ。」と言っていたので、てっきり5巻(漆黒の月の宴)では劉輝VS朔洵の対決が見られるかと思っていたが、今回の対戦相手は修羅場をかいくぐってきた苦労人の元公子だったな。この戦いも見ものであったが。

まだ今の劉輝では、彩雲国のアスタロト・朔洵の相手はちときつかったのかな?
しかし、最後のあの表現ではどうも朔洵、復活するみたいなので(まさにアスタロトのようじゃないか!)これからの展開に期待。

雪乃先生は劉輝と朔洵を秀麗嬢を中心として対極になるよう表現されているから、いずれはどちらか一方が滅びるような戦いになるのではと予想している。
ガンバレ劉輝!たとえ相手が人でないものになったとしても(いや、生きてるときからある意味「人」を超えていたが、朔洵は。)秀麗嬢を魔の手から救うのだ!困ったら愛のわら人形を投げつけてみてはどうだろう?案外そうゆうのに弱かったりして。

ところで水滸伝関係のサイトをみていて発見したのだが、
「小旋風」とは「つむじ風」のことらしい。
某公子は「つむじ風」などとかわいらしいものでなく、触れるとめっちゃ痛い「カマイタチ」だけれどね。

2005.05.06 Friday

ネタバレ感想 彩雲国物語 「朱にまじわれば紅」

彩雲国物語 朱にまじわれば紅
彩雲国物語 朱にまじわれば紅

読み終わりました〜。
この外伝でさらなるヒミツが明らかになってます。
ということは、外伝を読まないとこれからの本編に支障をきたすことにもなりかねません。読んでないみなさん、ぜひ明日本屋へ走ってください。
本編がどんどんしんどくなるせいか、この本が今までの中で一番好きです。
(燕青家の話はつらくてヘコんでしまったし)

ヒミツその1
屋根の上で酒盛りする非常に人間的な仙人さんたち。仙人の正体がもう一人あきらかに。「あんたもかい!」

ヒミツその2
秀麗嬢のお母様の正体。まだ完全に謎が解けたわけじゃあないんですが。
お母様ご自身にもいろいろと謎があるようで。どうやらお母様は英姫さまと同様に霄太師に対することのできる人(?)らしい。
胡蝶妓さんといい、英姫さまといい、お母様といい、かっこいい大人の女性が多いですね。

そして、この本の一番のツボは。。
黎深おじさまっ!かわいい、かわいいよおじさまっ。
今回もまた、溺愛する秀麗嬢に名乗り出ることができず魂が口から出かかっていたおじ様!だいすきだぁ!
ちょっと弱みのある巨悪(ひど言いようだな、おい)って大好き。
朔洵はちと隙なさすぎだからな。

天然名君、劉輝は今回も切ない役どころ。
↓そんな彼にエールを送るための妄想

2005.02.28 Monday

彩雲国物語 漆黒の月の宴(ネタバレあり)

彩雲国物語 漆黒の月の宴
はっきりいって若者口調のギャグ部分はおばちゃん、正直まだ抵抗があるのだがね。ストーリーの面白さについつい引き込まれていってしまうし、文章自体も非常に美しいし。これからの展開がとても楽しみ。読み終わるたびに謎が解け、そしてまた新たな謎を読者に投げかけていて、また待つ楽しみが増えたよ。

あと、今回のみどころはなんといってもあの姫のミラクルボイス!(例え古っ!)だって声だけでばったばったと倒れていくんだぜ。これをミラクルボイス以外にどう表現しろというのだ。
ミラクルボイス…30年以上前「少年ジェット」というヒーローが「ウー、ヤー、タァーッ」と叫ぶと敵がたちどころに倒れていくという、シンプルかつ強力な必殺技。




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